昨日帰宅をすると、遠く離れた友人からはがきが届いていました。


内容は


  お元気ですか?


  しっかり食べろよ。


  子供がほしい。3人(その子は未婚)


  がんばろー!


そんな他愛もないこと。

でも、心底嬉しかった。疲れた体に沁み渡ります。


年明けにも年賀状のお礼でしょうか、別の友人から手紙が届いていました。

白い封筒に縦罫の入った、柄すらない便箋。


しかしそれはそれは達筆で、まるでラブレターのような内容でした。

私は彼女の「愛おしい男」なのではないか?と勘違いするような、単純明快にして熱い内容でした。


まるで恋。


ふと、「キッス キッス キッス」という渡辺淳一氏監修の書籍を思い出しました。

書かれているのは往年の、歴史に名の残る方々の文のやりとり。

(ご自分も公開されていまいた)

つまりはラブレター(書簡)の交換。そこに醸し出されるエロスにどぎまぎしたのを覚えています。

象形文字とは違いますが・・・描く文字って、人となりを顕著に表していますし。



言語への底なし沼状態の飢餓。


ごくごく最近、ある方が私に対しておっしゃったこと。本当にそうなのかもしれません。


かつて、山田詠美氏の「AtoZ」という小説のワンフレーズにこのようなことが描かれてありました。


「どんなに世の中が便利になってもベッドサイドの本とパピルスはなくならない」

とかなんとか。

(正確に覚えていません)



メールよりは、形ある手紙。

iPodにダウンロードよりは、円盤みたいなCD。

ケータイ小説よりは、重くてもカバンの中に入っている分厚い本。


私は「なくならないもの」に異常に執着が湧く人間なのかもしれません。