こんばんは。シュガーです。



毎日小2のアイスの勉強を見ます。


そうしていると中2のチョコも 「ボクも宿題しよ~っと」 となったりします。時々ですが。


が、アイスはともかくチョコは全然進みません。


なぜなら私に算数及び数学の講義をしてくれるからです。



チョコの講義は突然始まります。


古文の動詞の活用表を 「めんどい・・・」 とか言いながら埋めていたくせにいきなり



チョコレート 母さん、どうして円周率が3.14か知ってる?


キャンディー 知らない、ってか考えたこともない。

   「円周率は3.14です」 って教わったから何も考えずにそれだけ覚えたし・・・。



そういうことを言うと


チョコレート あのね・・・


と、突然円周率が3.14になる理由や、なんで 「円周率」 って呼ばれるのかなどなどを、私がちゃんと理解するまで説明し続けてくれる。


「わけわかんないんだけど~」 とか言っても絶対に止めたりはしない。

 

チョコレートあ~~、えっとね・・・。だからね・・・


と言って、絶対に私が理解するまであきらめません。



「円の面積がなぜ円周率×半径の二乗なのか」



を2日続けて私に理解させて納得がいった後



チョコレート じゃぁ次は球の体積だからね!



次回予告までしてくれました。



チョコがいったい全体何をしているのかというと、おそらく私に


喜びのおすそ分け


をしているんだと思うんです。



特別に仲の良い友達にだけ自分の宝物を見せたり。

秘密を教えあったり。


そういうことを私にしてくれてるんだと思うんです。



私が 「え~~~。まだわかんない」 とか言うと


チョコレート そこがちゃんとわかんないと、あ~っ!!!ってならないから数学は面白くないんだよ~。


とのことで、さらに細かく砕いて説明してくれるわけですが。



最終的に私が 「あ~~っ!!わかった!!」 と歓声を上げると、「わかった~?」 と満足そうです。


宿題は全然進んでないくせに・・・。



チョコが小学生の時に感動した事を、遅ればせながら、今、私に教えているんだと思います。


かつて自分が心から 「楽しいっ!!」 と感じたことを、自分の宝物を、私に見せてくれているんだと思います。



例えば、映画を見たりして心を動かされたりする。


でも実は 「映画に感動する」だけでは、その出来事はまだ完了しなくて。


誰か、というか自分がその感動をシェアしたい人に話して、聞いてもらって。


そこでやっと 「映画を見た」 という出来事が完了するんじゃないか、なんて思うのです。



その誰かというのは、子供にとってはもちろんお母さんなわけで。


そういうことを全くされたことのない私の息子たちは、いろんなことが完了していないのだろうな、と思っています。



もしや・・・


子供は親の邪魔をしているのではなく、自分が心を動かされた美しいモノ達を親に分けようとしてくれているんじゃないの??


心が動かされた時は、親に話して、そしてうなずいてもらうだけで、ほぼOKなんだな??



そう気づいてから、子供の言葉に耳を傾ける事を最優先にしてきました。


そしてやっと、チョコが自分の感じた美しさを、話してくれるようになりました。