こんばんは。シュガーです。



チョコの中学では2年生から成績でクラスが分けられます。


チョコは現在、三段階の最下級のおバカクラスにいます。



一年の時の成績を見ればおバカクラスで当然なんだけど、私の感想は


「もったいないっ!!」


でした。



中高一貫なので、中1からすでに目標が6年後の大学受験にすえられており、賢いクラスに入れば先々の学年の勉強をどんどん教われるだけでなく、高校最後の2、3年からは受験勉強だけに専念できるからです。


受験勉強云々はともかく、せっかく面白いことどんどん教えてもらえるのに、あんた・・・もったいない!というわけです。


先生陣も素晴らしいというのに、本当にもったいない!!


でもいくら私がそう思ってても、チョコが 「あ!これはもったいない!!」 と思わなきゃ意味がないわけで・・・。



チョコに変化が見え始めたのは1週間ほど前からでしょうか。


変化の主なサインは


・朝、起こしてから起きてくるまでの時間が短くなった。

・朝、起こした時の機嫌が良くなってきた。

・何かを頼んだときに不愉快そうな声で答えることが減った。

・自分の考えを口にするようになってきた。

・ノートの字がきれいになってきた。


などなど。


どれもこれも日常の些細なことだし、直接成績には関係なさそうに見えるのですが、私はこれらを 「チョコのストレスが減ってきているサイン」 と受け取りました。


「チョコのストレスが減ってきている」 ということは、とりもなおさず私のやり方がいい方向に向かってるということなので、さらにもう一歩すすめて 「見守る」 という方法をとりました。


いらぬ口を出さない、というお母さん達にとって最も難しいことにチャレンジ!というわけです。


それから3日ほど経ったのでしょうか。今日のことです。


チョコレート あのさぁ、上のクラスと教えてもらうことの内容がかなり違うんだよね~。


キャンディー あぁ、上のクラスはもっと難しくて面白そうってこと?


チョコレート そう。


キャンディー ふ~ん。くやしいの?


チョコレート くやしいよ~~~~。


キャンディー だろうねぇ。


チョコレート あのさぁ・・・。一番上のクラスとボクのクラスって、学費はいっしょなの?


キャンディー 同じだよ~ん。XX先生に数学を教わり、△△先生に英語を教わるという楽しい楽しい時間も、チョコの今のクラスの授業時間も、学費は全くいっしょ。


チョコレート そっかぁ~~~。


キャンディー お金も自分ももったいない感じがする?


チョコレート する~~~。



やった!


チョコ、悔しいって!もったいないって!



数学の先生が教え方が上手で楽しいXX先生から、やる気ゼロの先生に変わったこととか。


もしもう1つでも上のクラスに入ってれば、そのXX先生の数学が受けれたのに、とか。


少し勉強して、せめて小テストでペナルティをかけられなければ、その分の時間と労力を他の勉強にまわせたのに、とか。



今まで自分がしてきただらしないことの数々が、いま自分の身に降りかかっているということ。


そしてそれらは全て、他の誰でもない自分自身の努力次第でどうにでもできたんだということ。


そういうことを、チョコは自覚し始めたんだと思います。




さらにすばらしいのは、2学期でも3学期でも、上のクラスに上がるチャンスがあるということです。



キャンディー ふ~ん。じゃぁ3学期ぐらいにはあがれるかな?


チョコレート うん。頑張る。あがりたい。


キャンディー そんで高校からは・・・あの一番賢いクラスに入れば?できるだろうし。


チョコレート うん。入りたいよ~。


キャンディー へ~。入りたいんだぁ?じゃぁ、頑張ればいいね。


チョコレート ・・・なんか、おバカクラスから一番賢いクラスに行くって、かっこよくない?


キャンディー そりゃカッコイイさ。それに、君なら割と簡単にいけると思うよ。本当に。



チョコが 「頑張る」 とか 「悔しい」 とかって、そんなこと思う日が来るなんて。


びっくりだよ。



私もこの調子でますます頑張って 「口を出さない」 ことにするよ。


でも、これが一番疲れるんだよな~。