こんにちは。シュガーです。
昨日アイスの遠足がありました。
行き先は 「天王寺動物園」。
お弁当も自分の好きなものばかりだし、おやつも買ったし、授業はないし、遠足だし。
当日はまるでマンガや小説に出てくる小学生のように普段より一時間も早く目が覚め、その嬉しさを体中で表現してくれたアイスです。
動物はどうでもいいみたいでしたが、カラリと晴れたステキなお天気の遠足は楽しかったようです。
今朝のこと。
学校に行く寸前になって、アイスが目に見えてしょぼ~んとし始めました。
どしたの?と聞くと
アイスは絵がへただから、お絵かきがイヤなんだよ・・・
確かにアイスは幼稚園の頃からお絵かきが大嫌いだし、全然書いてないだけに同年代の子供達に比べると絵は下手だと思う。
でも、今、このタイミングで、これを言ってくるってことは・・・
今日学校で昨日の遠足の絵を描かなきゃなんないの?
そう
そっか。それでアイスは色が良くわからないから、絵を描くのがイヤなの?
そう
アイスの好きなように書けばいいんだよ?
でもダメだっていわれるもん!
そっか。お友達に 「アイスくんの変~!」 とか言われるのもイヤなんだよね?
そう。
生まれつき色覚異常を持つアイス。
茶色と黒のシマネコを、緑と黒のシマネコと言うアイス。
そして自分の見え方が他の人とは違うことを知っているアイス。
アイスが色覚異常なことは私にはどうしようもないけれど、私にできることもある。
じゃぁ母さんが後で先生に 「好きな色で描かせてください」 って電話しようか?
うん。
子供が学校で一番頼りにしているのはやっぱり担任の先生だからね。
たいていのことは担任の先生が 「それでいいよ」 って言ってくれたら安心するもんね。
そしてね、アイスの見えたように描いたら、ちゃんと見せてね。楽しみにしてるから。
母さんは、動物の色はもう知ってるけど、アイスにどんなふうに見えてるのかまだ知らないからね。
母さんは、アイスがどんなふうに見えてるのかが知りたいんだよ?
うん。
子供が世界で一番頼りにしているのは母親だからね。
母親が 「君が世界をどんなふうに見ているかが知りたいんだよ」 と言ってくれたら、安心する・・・と思うんだよ。
「そんなことぐらいでメソメソするな」
でもなく
「君の目の事は母さんに言ってもどうしようもないでしょ」
でもなく
「他の子の言うことなんか気にするな」
でもなく
君の見ているものを、君の感じているものを。
そのままそっくり、言葉でも絵でも表情でも態度でも。
手段は何でもいいから。
「母さんは知りたいんだ」
ということを繰り返し伝えていくことができれば、もしかすると子供の不安はなくせるんじゃないか??
だってそれこそが、自分が世界をどう感じているかということこそが、あまり好きな言葉じゃないんだけれど、よく言われる 「オンリーワン」 ってことじゃないのか??
だって黒と緑のシマネコだよ?
アイスの世界では猫の色として、それがスタンダードなんだよ?
片方でいいから目玉とりかえて!!母さんも見てみたい!!
ってな気になるでしょ??