こんばんは。シュガーです。
チョコが最も嫌いな科目。
それは 「社会」 です。
いえ。
でした。
中学受験のときはじめは 「算・国・社」 の3科目受験用に勉強していたのですが、11月頃に急遽 「算・国」 の2科目受験に切り替えました。
あまりにも社会が苦痛そうだったので、社会を担当していただいている先生に相談したところ
「チョコ君の場合は社会をはずしたほうが有利だと思います」
とのお返事をいただいたので、
「社会の先生までそういうのなら、本当にやるだけ無駄なんだろう」
と、2科目受験に切り替えたのです。
結果、無事第一志望校に合格できたわけですが、とにかくそれほど社会が嫌いなチョコというわけです。
謎を解いたり、解けないまでも 「何で??」 と考えたりすることが好きなチョコにとって、ひたすら暗記するだけの社会は、その意義が見出せないということでとても苦痛のようでした。
中学にあがっても暗記のあるものはとにかく苦手。
でも学校の勉強で暗記が苦手となると、ほとんどの科目が苦手ということになってしまいます。
社会だけでなく、英語も漢字も生物も科学も物理も、どの科目も暗記することが含まれていますから。
当然のごとくチョコの成績は散々です。
チョコの成績が散々でも私はかまわないのですが、それで自己嫌悪に陥って 「どうせボクなんて・・・」 とますます自己嫌悪を募らせて、ますます学校の授業が苦痛になっていく。
そんな負のスパイラルに巻き込まれて、どんどん疲労をためていくチョコを見ているのがつらかったんです。
そんな折、ちょっとしたきっかけで 「勉強すること、学ぶこと、知ることって楽しいことだったんだ!!」 と突然勉強の楽しさに目覚めました。
私が、です。へへ。
実は私もチョコと同じく地理がすごく嫌いで、すごく苦手でした。
今も、生まれ育った近畿地方の都道府県さえイマイチはっきりとわからないぐらいです。
でも、とりあえず 「地理、めちゃくちゃ楽しいじゃん!」 ということがわかったので、今いろいろと勉強中です、というか趣味を謳歌しています。
この私の 「地理、めちゃくちゃ楽しいじゃん!」 という気持ちを、チョコにも伝染させればいいんじゃないか?と考えたわけです。
まず、用意したのがステキな地図。
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この地図は本当にステキです。
おそらく小学生向けなので、細かい地名は載っていませんが、近畿地方の都道府県すらわからない女に、いきなりそんな詳細な地図が必要なわけがありません。
何がステキって、子供向けの地図にありがちな粗雑な絵ではなく、とても美しくて精巧な絵がたくさん描かれているところです。
この地図を見ながら自分の好きなマンガ、例えば 「キャンディ・キャンディ」 とかを読むと
「ここにポニーの家があったのか~」
「ここがテリーのストラスフォード劇団か~」
などと、鼻血がでそうなほど興奮します。
ついでにイギリスの地図を眺めていて 「リバプール」 なんていう地名を見つけたら
「ジョンもリンゴもここで生まれ育ったのか~」
これまたなんか嬉しい。
そして肝心のチョコの社会の勉強です。
ノートに書いてある地名を地図で探して、そこの名産物とかも見て、ついでにわけのわからないものも探したりして・・・2人で笑います。
今は南アメリカを勉強中のチョコ。
少し前 「世界不思議発見」 で見た 「モレノ氷河」 の絵を見つけて楽しんだり、ついでにブラジルに 「ボーボー湖」 という変な名前の湖を見つけて笑ったり。
メキシコのマヤ文明の遺跡の絵を見ながら、そこに書かれてある暦が2012年で終わっていたから、世界が2012年で終わるって言われてたんだよ~なんてどうでもいいことを話したり。
もちろん地理だけじゃなく、歴史も勉強します。
クリストファー・コロンブスはスペイン語で言うとクリストバル・コロンだよ、とか。
スペインが植民地支配をしたからブラジル以外はスペイン語なんだよ、とか。
スペイン語で 「5」 は 「チ○コ」 って言うんだよ、とか。
「バンジョーのジョー」 は今にして思えばメキシコ人だよね、とか。
あ、歴史じゃないものも入っていましたね。
でも、私は経済のことになると全然わかりません。
そういうのはどうするか?
それはチョコに教えてもらいます。
「メルコスール?ってなんだよ??」
「NIEs?って何の略なんだよ??」
そうすると、え~っと、と記憶を振り絞って答えてくれることもあれば、すんなりと答えてくれることもあり、わかんな~いということもあり・・・。
そういうものは電子辞書やスマホで調べたりして、2人で 「なるほど~」 と感心するわけです。
こんなのでテストの点数はあがるのかい??
そんなことは知りません。
私の目的はテストでいい点数を取ることではなく、チョコにも私が感じたような
「地理、超エイサイトッ~~~!!」
「勉強、興奮する~~~~~!!」
そういうのを味わってもらいたい、というか一緒に味わいたいというのが、目的だから。
でも、テストの成績もあがるに決まっている、と思っています。
いや、あがらざるを得ない、かな?
3学期に入り、なんとか宿題や復習など、家で勉強するという習慣がつき始めたチョコ。
宿題が少ない日に 「復習しておいた科目ある?」 と聞くと、必ず 「社会」 と答えます。
絶対に他の科目もしたほうがいいはずなんだけど、必ず 「社会」 です。
だから今日聞いてみました。
もしかしてチョコは社会好きになったの?
そう~。
それはよかった。
学校の社会の先生もとても楽しい先生のようだし、今まで大嫌いだったものが好きになったんだから、テストの成績があがらないわけがないだろう。
というわけです。
でも、私と復習したことが身になっているかというと、それは疑問です。
先日も 「プレーリー」 という言葉をノートに発見して、2人でくだらないことを言って笑い転げていたのですが、小テストで間違っていました。あはは。
でも、その小テストは、初めて追試にならなかった記念すべき小テストでした。
社会の小テスト、セーフだった~~!
嬉しそうに見せてくれました。
これでいい、と思う。
「社会も楽しいんだ~」
ということを知り、自己嫌悪に陥らない程度の点数が取れる。
今のところは、これで充分だと思う。
もちろんもっともっと上を目指してくれてもいいけどね。ふふ。