以前にもヘッドライトで同デザインのブラウンダックはリリースされていますが全く違う生地感です。
以前のモデルでは経緯ともに10番の糸を使用していましたが、こちらは経糸16番(引き揃え)、緯糸6番の変則的な平織りの生地で、前回のブラウンダックは生地の状態で染める「生地染め」であったのに対し、今回は糸の段階で染色した後に織り上げる「糸染め」を採用しているため、ヴィンテージと同様にセルビッジ部分に黒糸が確認できる仕様となっています。
以前のブラウンダックの方が一般的なイメージに近い生地感でしたが、今回は色目もダークなブラウンで、前回の13ozに対し糸番手の通り9ozと薄手で目も粗いざらっとした表情になっています。
この辺りも画像ではなかなか分かりにくいので是非とも店頭でご確認いただければと思います。
トライアングルポケットやダイヤモンドバック仕様、特徴的なアンカー型フックなどヘッドライトらしさを存分に感じられる仕上がりとなっています。
生地もダック地にしては薄手なのでこれから夏にかけても十分活躍してくれるであろうおススメのオーバーオールになります。
HEAD LIGHT (ヘッドライト) 9ozブラウンダック・オーバーオール HD42317 ブラウン・ワンウォッシュ
*着用画像
身長163cm体重56kg胸囲90cmウエスト78cmヒップ90cmモモ周り50cmで30インチ着用でジャスト
実寸
30 ウエスト46.5cm×2 ワタリ34cm 裾幅23.5cm レングス82cm
32 ウエスト50cm×2 ワタリ35.5cm 裾幅24cm レングス82cm
34 ウエスト52cm×2 ワタリ36.5cm 裾幅25cm レングス82cm
36 ウエスト55cm×2 ワタリ38cm 裾幅25.5cm レングス82cm
・HEAD LIGHT (ヘッドライト)
1920年代に誕生したヘッドライトは、シンシナティ、サンフランシスコに拠点を持つラーンド・カーター&カンパニーの1ブランドで、フラッシャーには機関車がヘッドライトの光りを発しているデザインを採用している。
このヘッドライトは主に鉄道員、機関士等に人気があり供給されていた。50年代になると機能的な作りは完成の域に達し、オーバーオールのファスナー付きポケットは特許を取るまでに至る。
このころからクラウン・オーバーオール・マニュファクチァリング社と提携し生産する事になるが、60年代になるとカーハート社に吸収合併された後に消滅する。
それから長い期間を経て現代に至ってもそのネームバリューは衰えず、コレクターの間ではメジャーなブランドである。
そのヘッドライトブランドが、東洋エンタープライズ社の手によって現在によみがえった実名復刻シリーズである。