苦しい からっから パサッパサ
喉の奥が詰まり息がしずらい
額から吹き出す汗
初夏の暑さ と 進められたヨウカンジュース の
ダブルパンチ👊😠
目の前で 涼しげな顔のチハルが
これ見よがしに
冷たい麦茶を飲んでいる
まったく悪びれる様子もなく
平然と冷たい さらっとした麦茶を飲んでいる
どんな 交渉術 を使えば 飲ませてもらえるのだろう
うらやましそうに見るヤスヒコにチハルが
『 あら ごめんなさいもう飲み終えたのね
美味しかった?
私一人で飲んでるのなんだか悪いわね
何か飲みたい? 』 と微笑みかける
『ええ 、そりゃあもう 是非 』
ヤスヒコが チハルの飲んでいる麦茶をくれるものだと思っていたところ
『 はい ヤスさん !』と(^.^)笑顔で
今度は
ぬるくなった 甘酒を差しだしてきた
『 とどめですか 』
ヤスヒコは苦笑いしながら話すと
『 ヤスさん 気持ちはハッキリ言葉にしないと伝わらないものよ
日本語は便利に出来てるけど
人の気持ちなんて
考えれる人は 余裕のある人か
下心がある人 あとは親くらい
ハッキリ断ることが出来ないのは 相手がよかれと 善意的な様子に対して それを察しない 空気読めないと判断されるから なのか
嫌われるからと とりあえず受け流す
やさしい人といくじなしの狭間 紙一重よね 』
いつになくチハルがよくしゃべった
ぬるくなった甘酒は思ったより飲みやすく
乾ききった喉を潤す 潤す
不意にヤスヒコの記憶がよみがえった
ヤスヒコはおばあちゃんとの会話を思い出した
おばあちゃんは潤子(じゅんこ)と言う名前で
名前の由来を淡々と語る
『 わたしゃぁ うるう年の生まれでさぁ
だから 潤子 となずけられたのさぁ 』
最初はピンと来なかったが 読み方の話しだ
そんなことを思い出していると
後ろのほうから
スーツ姿の どてらい男 がこちらを見ている
色のついたメガネ この暑い中
ピシっと着こなしたスーツ 少し大きめの扇子
四角い顔 格闘家のような大きな身体
警察官? ヤクザ? いずれにしても
ただ者ではない 印象
じーと
チハルとヤスヒコの様子を見ている
いや正確には サングラスのせいで目が見えないので こちらを向いている
ヤスヒコがチハルに知り合い?とたずねると
チハルは首をふる
なんだか だんだんこちらに近いて来ている
じわじわと 近ずく その男
チハルと会話をする
ふっと見るとその男がさらに間合いを詰めてくる
まるで だるまさんが転んだ を
やっているような状態
『 私は怪しい者ではない 実は先ほど コンビニで 彼女が買っていた チョイスが 気になって ついてきたのだよ 』
男が話しかけてきた
『 この暑い中 麦茶はわかる
だけど 甘酒と おしるこ 飲むヨウカン
そんな攻めは
なかなか出来るチョイスではない
かなりの上級者とお見受けした !
私は 少し ねたましい
一見普通にカップルが 語らいあっているように見えるが 二人の間に一定の距離感があり
彼女が 彼を攻めながら
距離道楽をして
あぁ ー 楽しいでしょうな
距離道楽
こんな距離道楽を見るのは久しぶりだ
あぁー す ごい
ねたましい
こう見えても私はね、
どんな角度からも妬める社長として
一部の人たちから うざがられているのだよ
その距離道楽 うらやましい
そのセンスがねたましい 』
男は 一方的に話す
『 こんど 距離道楽するときには
私を加えたまえ 別に加えなくても
その様子を見学させてもらえるなら
それでも いいであろう
私は 欲しがりだ❗ 』
気が済んだのか 男は名刺をささっと二人に渡し スタスタと歩き出すと
迎えに来ていた黒塗りのデカイ車が目の前に止まる
運転していたのは小柄な女性で
『 社長! 早く乗らないと 歩いて事務所まで行ってもらいますよ! 』と言われ
男は 『 ちょ オレ社長❗
なんだけどー すいません😣💦⤵早く乗りますー
って オレの車‼ 』
と なんだか こじんまりとしながら車に乗って 去っていった