'S wonderfulという曲がワンダフルな理由(わけ)その1 | あなたの夢を叶えるボーカル教室~28歳で公務員をやめてボーカル講師になった理由~東京都日野市

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私は公務員の仕事を辞めて、ボーカル講師になりました。
好きなことを仕事にしたい方、自分の声や歌にコンプレックスをお持ちの方、ジャズボーカリストになりたい方へ、私と教室の色々を綴ります。

こんにちは。

日野市高幡不動駅徒歩5分
なりたい自分になれるボーカル教室
ボーカルコーチのAmaneです。


今日のレッスンでは、
「'S wonderful」という曲をやりました。

'S wonderfulは、
ミュージカル「ファニー・フェイス」で使われてヒットした、
ガーシュイン兄弟による作品。

ヘレン・メリル、ジュリー・ロンドン、
クリス・コナー、ダイアナ・クラールなど
いろいろなシンガーがレコーディングしており、
ジャズスタンダードとして、
おなじみの曲です。

私も、ジャズを歌い始めの頃から、
ライブなどで歌っています。
歌詞も好きだし、サウンドも大好きです。

今日来て下さったKさんは、
音程とるのが苦手ということで、
はじめての曲をやる時は、
いつも参考の音源を聴いた後で、
メロディーにナンバーをつける
ナンバリングからレッスンを始めます。

ナンバリングの方法は、
まずは、その曲のキー(調)をみて、
ルート音(根音)が何かを確認します。
そして、ルート音からスタートするスケール(音階)を書き出します。

例えば、
キーがCメジャー(ハ長調)の曲であれば
スケールは、ドレミファソラシドですね。
なので、ナンバリングは、

ドを1とすると、
レ→2
ミ→3
ファ→4
ソ→5
ラ→6
シ→7
ド→1または8

となります。
基本的には、
オクターブ上のドで1に戻って
1~7を繰り返します。

楽譜の音符の音にナンバーをつけて行きます。

ナンバリングをする目的は、
音楽を説明する指標として、
耳から聞く音とか、音符以外に、
数字という指標をプラスすることが
出来るということです。

音って、目に見えないですよね。
(特殊能力で見えるって方もいるかもしれませんが)
なので、耳で聴いただけでは音を再現するのが苦手
という方もいらっしゃるのです。

音符も知識や慣れていないと読むのが大変です。
音符で音楽を理解するのは苦手という方もあるでしょう。

ナンバリングは、目で見えて、
音符よりも日常生活で親しみがあるので、
メロディーの高低や幅の間隔をつかむ助けになります。

それで、'S Wonderfulのメロディーに
ナンバーをつけてみたら、
553 'S wonderful
553  'S marvelous
553  You should care
51    for me

最初の8小節はこんな感じ。
そして、次の8小節が、

553  'S awful nice
553  'S paradise
553  'S what I love
56(1)  to see

となりました。

553の繰り返しが、多いですね。
553というのは、音名でいけば、
ソソミです。

最初の16小節では、
1、3、5、6しか出てきません。
しかも、同じ繰り返しが6回。

ちなみに、この後、
ちょっと変化のある8小節を挟んで、
ソソミ~♪が戻ってきます。

ラスト8小節で、1コーラス終了。
1コーラス32小節、
ほぼ、A-A-B-Aの構成の
ジャズスタンダード典型の
スタイルです。

いつも音程をとるのに
苦労されているKさんも、
繰り返しが多くて覚えやすいからか、
すぐに正しい音程で歌えるように
なりました。

'S Wonderful、すごい!
ワンダフルや~!

しかも、553
っていうのが、素敵!

なぜかというと・・・、
長くなってしまったので、
それは次回の記事で。

読んでくださってありがとうございました。
See you soon!