【2.14】チョコの乱、勃発!
ソワソワソワソワ……
バレンタインデーの昨日は、ずっと挙動不審だったスガっちです。

今年は一個ぐらいはチョコレートをもらえるだろうと期待していました。
何人かの女友達にも今年のオススメチョコ情報を配りましたからねぇ。
しかし──
少しずつ陽が傾き始め、誰からの連絡もなく、だんだん焦り始めてきた夕方過ぎ。
ヒマをもてあます僕をよそに、朝から出かけていた兄が帰宅しました。
その両手に羨ましいシロモノを抱えて!

かわいい包みやキレイな手提げ袋が、ひとつ、ふたつ、みっつ……よ、よっつ!!
間違いなくチョコだ!
なんだよ、その毎年のモテっぷりは!

恨めしそうにそのお宝を凝視する僕に気づいた兄は、
「あれぇ? お前……チョコもらってないの?」
と、鼻血を噴き出しそうな勢いで、無造作に包みの中のチョコをほおばりながらニヤニヤ。
「みんなに教えたお店のチョコ、売り切れだったんだよ! きっと……」

意味不明な言い訳を言っている自分が悲しかった。
てか、涙目。

勝ち誇る兄から逃げるように自室へ戻り、肩を落としてショボボンとうなだれていると……
おや?
携帯がチカチカ光っているではありませんか。

何かなと思いメールを開くと、ある女性から、
“今から少し時間がありますか?”
とのメッセージが!
まさか……このタイミングは、ひょっとすると、ひょっとして!!
ギャルに劣らぬ鬼スピードで、
“ぜんぜん時間あります! すぐ行きます!!”
と、メールを返信後、脱兎の如く家を飛び出しました。

小一時間後、帰宅──
ふっふっふっふっ
チョコレート、GETしましたぁぁぁ!!

何事もなく今日が終わってしまうかと思っていたところ、非常に嬉しいサプライズですよ!
救いの女神──今年のバレンタインをステキな想い出にしてくれたのは、スイ友(スガっち語:スイーツ友達の略)の、えっちゃん!

日頃からお互いのスイーツ情報を交換したりして、お世話になっているからと、手渡ししてくれました。
めっそうもない!
お世話になっているのはいつも僕のほうですから!

でもその優しさ、ありがたく受け取らせていただきます!!
このチョコレートは、えっちゃん自身大ファンで、ぜひ僕にも食べてほしいと以前から聞いていたもの。
『マックスブレナー』という、現在ニューヨークでも話題のブランドで、made in イスラエルのチョコなんだそうです!

“イスラエル”と“チョコレート”なんて、僕の頭ではちっとも結びつかなかったのですが、こういう意外な組み合わせは、初モノ好きの僕の大好物ですよ!
まず目が行ってしまうのが、この特徴的なイラスト。
通称(?)“はげ頭のオヤジ”と呼ばれているもの。

こういうセンス、おもしろいですねぇ!!
イスラエルのチョコレート職人である、マックスさんとブレナーさんの共同デザインだそうで。
ちなみにイラストはブレナーさんの顔とのことです。
でも今は、やはり中身のほうが気になる――オヤジ、オープン!!

おっと! なんともメルヘンなイラストの箱が出てきましたよ。
缶の絵とはかなりのギャップですが、これはこれで味わい深い。
さぁ、ようやく肝心の中身に到達!
シンプルな立方体のチョコが綺麗に収まっていました。
どうやら、箱によって味が異なるみたいです。
はやる気持ちを抑え、ゆっくり、慎重にチョコを取り出します。

まずはネズミ(?)の絵のパッケージのチョコからパクッ!
ふわっと舌の上で消えてしまうような口溶け感のあと、カカオの甘さと淡い苦みのコーヒーの風味が広がり、鼻へ抜けていくぅ~!
アクセントであとから漂うヘーゼルナッツの香りがまた絶妙!
2個、3個と続けてほおばりたいところを堪えて、残りの箱へ。
リスの絵のパッケージのチョコは、これまた大好物のチョコ&オレンジの組み合わせ!
ピーカンナッツのサクッとした食感と、酸味の効いたフルーティな香りが、ネズミ箱とは異なるおいしさに溢れ、食べ出す手が止まらなくなっちゃいました!
イスラエルと聞いて、エキゾチックな味を想像したのですが、全然そんなことはなく、むしろ日本のチョコレートに近いように感じました。
バレンタインデーにもらったチョコは、渡してくれた相手の心遣いが、そのおいしさを何倍にも膨らませてくれるようで、言葉にできない満足感がありますね!

「えっちゃん、たいへんおいしゅうございました!」
あの心の叫びは、えっちゃんに届いたでしょうか?
きっと聞こえていたでしょう!!
お陰で今年は寂しい記念日にならずに済みました。

さぁ、ホワイトデーには何をお返ししようかなぁ。
えっちゃん、楽しみに待っていてくださいね~。
なけなしのチョコをちびちび食べていると、背後から良からぬ気配が!
そ~っと伸びてきた兄の手をピシャリと叩き、
「一粒もやるもんか! 量よりも質だもんね!!」
と、モテない弟の意地を少しだけ見せたスガっちなのでした。

■マックスブレナー(英語版)