よろスィーツ!
スイーツ芸人のスイーツなかのです!

「全国和菓子甲子園」行ってきました!


和菓子甲子園は、全国の高校生たちが和菓子のNo. 1を決める大会です。今回でなんと10回目!


昨年も和菓子甲子園に参加させて頂きましたが、今年は全国各地から81校、246作品という多くの応募があったそうで、昨年よりもスケールアップ!!

昨日は決勝大会で、全国の応募の中から地区ブロックを勝ち抜いた、12チームが揃いました。

今回のテーマは「新元号」。


高校生たちがこのテーマをもとに色んな工夫を凝らして、オリジナルの和菓子を考えます。

ちなみに、出場校・作品名の一覧はコチラ。


北は秋田、南は沖縄と日本全国の和菓子が好きな高校生たちが、決勝の地、大阪・阿倍野「辻製菓専門学校」に集まりました。

ぼくの役目は、司会進行と高校生たちのリポート。


緊張感のある大会でしたが、よろスィーツ!のいつもの感じで楽しみながら進行させて頂きました。


競技が始まると、実演中にお邪魔してインタビューします。

バタバタしてる中で申し訳無い気持ちいっぱいでしたが、笑顔と真剣な眼差し答えてくれる高校生たち。


お菓子に込めた気持ち、素材や材料へのこだわり、和菓子への想いなど、色んな声を聞くことができました。

昨年もこのリポートやらせてもらったのですが、間近で高校生たちの熱い気持ちに触れることができるのは、ぼく自身も本当に刺激になるんですよね。


今年は昨年に比べて、より和菓子を楽しく作っているような印象もありました。

実技のあとは、お菓子に込めた思いを審査員に伝えるプレゼンタイム。

実技とプレゼンをトータルして審査されるので、みんなこのプレゼンにもかなりの練習をかけて臨んでいます。

2分って、難しいんですよね。言いたいことはたくさんあるけど全て伝えられないし、無駄を削ぎ落としてインパクトをつけないといけないし。

「M-1グランプリ」も一回戦は2分ネタなので、2分という時間に全力を注ぎ込む高校生たちを見ていたら、なんだかちょっと重なる気持ちも覚えました。


プレゼン終わりの高校生たちにもインタビュー。終わった直後で安堵もあったり、悔しい気持ちの人もいたり。

本当にみんないい顔してました。

全て審査が終わって、表彰式へ。

特別賞2校、準優勝2校、優勝1校が選ばれます。終わった後に審査員の人たちも言ってましたが、本当に今年は僅差でどこが賞をとってもおかしくないと。

その中でもやっぱり順位が付いてしまうのは残酷なことなのかもしれないけれど、それが結果であり現実。


芸人も賞レースとかランキングとかしょっちゅうあって悔しい気持ちになることの方が多いけれど、報われることよりも、報われない気持ちを受け止めることを経験できる方が、きっとつぎの強さに繋がるとぼくは信じています。

受賞した高校生たちにインタビューしながら、みんな口を揃えて言っていたのは夏休みを返上してまでこの大会に時間を使っていたと。

高校三年生の子達も多くて、みんな高校最後の夏休みに和菓子に打ち込んでいました。


そして、和菓子甲子園に誘ってくれた友達への感謝。聞きながら、ぼくもちょっと胸がぎゅっとなりました。

好きに打ち込める気持ちがあること、共に好きに打ち込んでくれる友だちがいること、当たり前のように言葉になって出てくるその姿は何よりもカッコいい。

この夏を通してもっともっと和菓子を好きになってくれたらと、心から思います。


この大会の実行委員長の「井筒八ツ橋本舗」
の津田さん。本当にお疲れ様でした!

最後に、高校生たちの作品を載せておきます。来年も素敵な大会になることを心より願っております。