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スイーツ芸人のスイーツなかのです!

ちょっと長めの文章ですが、読んでもらえると嬉しいです。

1957年にフランス・パリで創設された[ルノートル ]は、フランス菓子界の父とまで称されるガストン・ルノートル氏が手掛けたブティックです。

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はじめて日本に常設の店舗が誕生したのは、1979年。ぼくが生まれる7年前のこと。西武百貨店池袋店でしばらくお店がありましたが、一度撤退をしてからの銀座三越にて再上陸。日本におけるルノートル第2章といったところでしょうか。

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先日、都内にて発表会があり参加させて頂きました。想像していたよりも厳粛な雰囲気で、お偉いさんがあちらこちらに。ジャケット持ってきてよかったなと、ひと安心。改めて、再上陸する注目度の高さを実感。

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この日はルノートルのクリエーション・ディレクターのギー・クレンザーさんも来日されていました。少し前にお会いした時初めてご挨拶させて頂き、この日はなんとギーさんからお声をかけてくださりました。
覚えていてくださったことに、うるうる。「前会ったときの写真をぼくのインスタのストーリーにあげたらたくさんみてくれたよ、hahaha!」と。嗚呼、ありがたやあ。

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前にお会いした時は、ギーさん自らルノートルの歴史やお菓子作りのお話をたっぷりと伺いました。
その時のぼくのギーさんへの印象は、お菓子に対しての取り組み方、素材の選び方は論理的かつ一貫した強さを感じながらも、語る口調はとても叙情的な言葉遣いで詩的な表現が多く、そのギャップが心に残りました。
ルノートルが掲げる“プレジール(お菓子を食べる喜び)”を前提とした上で、作り手の想いをロマンティックに表現しているような印象を、ぼくはギーさんから受け取りました。

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そのこと(ぼくが受け取った印象)をギーさん本人に伺うと、「ぼくにはぼくのことはわからないけれど、あなたが感じたことは近いと思います」と。謙虚さと力強さが垣間見えた瞬間でもありました。これがギーさんと初めてお会いした、大切な時間です。

ちなみに、ギー・クレンザーさんは、通称モフと呼ばれるM.O.F.(フランス国家最優秀職人章)を2つの部門で獲得された、とっても凄い方。ルノートルが凄いのは、このモフを獲得してる方が、ギーさん含め7名もいらっしゃるということ。これだけでも、ルノートルの層の厚さがお分かりかと思います。

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発表会では、ガトーや焼き菓子、ショコラが振舞われました。

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定番のケーキだと「プレジール」や「コンセルト」なども登場。クラシックな甘さと、たしかな力強さを堪能しました。他にもエクレアや季節限定のケーキもたっぷり。

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個人的には、フィンガーケークという4~5名用の焼き菓子。もっちりとした食感とサクサクしたトッピングは、日本人が好きそうな感じ。これは、手土産にも使えそう。

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デモストレーションの時間では、日本の工房を担当する北川健一シェフによるボンボンショコラのコーティングが披露されました。

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多くのオーディエンスが見ている中なので、サービスもありつつ、「ちょっと厚めに包んでしまいました」と。はにかみながらも真剣にチョコレートに向き合うお姿は真摯かつ朗らかで、ルノートルの柔らかく力強い雰囲気にも重なりました。

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さて、長く書いてしまいましたが、少しはルノートルの魅力伝わったでしょうか。今回は、お菓子のことよりも、作り手のことを中心に書かせて頂きました。お菓子のことならたくさんの方が色んなところで書いてると思うので、ぼくは「人」をスポットに。なぜかというと、創業者ガストン・ルノートルの遺志を繋ぎ、長い歴史を重ねたルノートルは、そこに関わる「人」がぼくにとって一番興味があったからです。少しでもルノートルの魅力が、伝わったらいいな。

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そして、銀座三越について。
今回、ルノートルがはいるのは、地下二階のフレデリック・カッセルさんのお隣。そう、詳しい方はピーンと来るかと思いますが、あの「GINZAショコラ」のゾーンです。タブレットコーナーも充実して、ケストナーのタブレットがあったりと、知ってる人は知ってるチョコレートマニアの人気スポット。
他にもドゥバイヨル、レダラッハ、そしてジャン=ポール・エヴァンというラインナップ。そして、ここにルノートル。銀座三越のチョコレート層がまた厚くなりましたね。昨年のアンテノールが入ったりと、銀座三越の地下にますます熱い眼差し。わくわく。

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最後に、ルノートルの日本再上陸するにあたり、ライセンス契約を結んだ中島大祥堂さん。兵庫県・丹波に本店をおく和洋菓子のお店です。もともと、昨年の5月ごろに、中島大祥堂の仲野さんからご連絡を頂いてからのお付き合いで、大変お世話になっています。
お会いしたことはなかったのですが、メールでいつもご丁寧な対応をして頂いたり、急なお願いにもご対応してくださったりと、本当にいつも感謝の気持ちでいっぱいです。発表会で、初めて仲野さんとお会いできたのも嬉しかったですし、こういうあたたかい会社がルノートルと関係が生まれたのも嬉しいことです。今後の中島大祥堂、ルノートルに是非注目してみてくださいね。と、気付けば2,000字超え。

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拙い文章ですが、ここまで読んでくださった方に少しでも届きますように。

歴史、想い、重なる、ルノートル。

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