よろスィーツ!!
スイーツ芸人のスイーツなかのです!!
 

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泉屋東京店(麹町本店)
『リングターツ』
648円(税込)

もしかしたら日本人にとって、泉屋のクッキーは、一番馴染みのあるクッキーかもしれません。
ぼくにとっても、泉屋のクッキーは子どもの時から家にありました。
土曜日の夜、家族でコーヒーを淹れて、泉屋のスペシャルクッキーズを食べたこと、鮮明に覚えています。

それもあって、スイーツ好きになったのは?と聞かれることがあると、ぼくは泉屋のクッキーを昔から食べていたから、と答えています。
いわば、ぼくにとってのスイーツのルーツでもあります。

当然のように食べていた泉屋のクッキーを改めて調べてみると、その歴史がとても興味深かったのです。
 

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歴史は、1900年代前半にまで遡ります。
もともと、創業者である泉伊助さんは、貿易会社の3代目。
奥さんの園子さんと大阪に住んでいました。

子どもが出来てからは、暮らすところを落ち着いた場所に、と和歌山にうつります。

昔から敬虔なクリスチャンであるおふたりは、和歌山でも教会に通い、そこでクッキーを作るきっかけにもなる出会いをするのです。

アメリカ人宣教師のロイドさんの奥さんのロイド夫人がつくるクッキーがとてと美味しく、園子さんは自分の子どもたちにも作ろうと作り方を教えてもらっていました。

当時は「クッキー」というお菓子は、日本人に馴染みがなく、その味にとても感動したそうです。

次第に夫婦でクッキー作りに専念するようになり、最終的にはロイド夫人からはもう教えることはないと言われたほど上達したそうです。
なんと驚きなのが、この時すでに現在でも販売しているスペシャルクッキーズのほとんどが出来ていたそうです!
 

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次第に泉夫婦のクッキーは評判をよび、ついに、1927年、日本で初めてクッキーを販売するお店『泉屋』が誕生したのです。

そして!

泉屋のクッキーのなかでも、特に人気で有名な『リングターツ』は、会社のシンボルになっています。

このリングターツ、ぼくも大好きなのですが、昔からクッキーに飾られている4色の飾りはなんだろうと思っていました。
これだけ最初にかじって、とったりするのもリングターツあるあるですよね。笑
 

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実は、この4色の飾り。
ちゃんと、意味あったんです。

創業者の泉伊助さんが先に亡くなり、妻の園子さんは残された子どもたち3人と頑張ってやっていかねば!というとき。

子どもたちが、「このクッキー浮き輪みたいだね」と言ったことから誕生した、リングターツ。
どんな困難でも、浮き輪のように沈まない、と込められて作られたクッキー。

「浮き輪」の他には、「人の輪」という意味もあるそうで、みんなで力を合わせて乗り越えていこう、という意味もあるそうです。

だから、あの4色は、お母さんと子どもたち3人のことをのせているんですね。

ぼく自身も、3年前に父を亡くし、母と兄弟3人が残されました。
ぼくのスイーツのルーツでもある、泉屋のクッキーが、改めて自分に重なるような気持ちになり、またより一層思い入れが強くなりました。

ほんとうに、大好きな味です。

こんど泉屋のクッキー食べるときは、少しそんな話を浮かべて食べてみてくださいね!

ナイスィーツ!

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