流行の発信源フランス・パリ。パリの中でも高級アパルトマンが立ち並ぶ、閑静な住宅地として知られる16区にあるパッシー通り。その通り名を店名に引用したのが、学芸大学に店を構える《リュードパッシー》だ。

 

 

 

 この学芸大学駅界隈も商店街を中心に古い町並みが残る一方、最新のおしゃれスポットも数多く立ち並ぶ。また少し抜けた場所には閑静な高級住宅街が広がるという、まさに日本のパッシー通り! 店に入る前から、胸の高鳴りは最高潮だ。

 

 この店のオーナー長島⽒はパティシエ修業時代、フランスの各地を巡業。パリの「パッシー通り」に訪れた際、伝統とモダンが同居する閑静な住宅街としての雰囲気に魅了されたという。

 

 もともとは駒沢通り沿いで10年営業していたが手狭になり、選んだのがこの学芸大学駅周辺。周囲の環境が、フランス菓子を受け入れてくれる地域と感じた」と現在の場所を選んだという点からも、店主の強いこだわりを感じる。

 

 《日常の中の贅沢》の追及がコンセプトというだけあり、この店の看板メニューはフランス菓子では⼤定番である2種類のエクレール!

 

 

 

 お店のテーマでもある《歴史(伝統)》と《モダン》を具現化。定番のエクレアスタイルを踏襲した《エクレール キャラメル》は砂糖を焦がし、そこに温めたクリーム+バター+塩(ゲランド)を加えたもの。さらにカスタードクリームを加え、シュー生地へ。独自の製法での手作りした‟フォンダン”を表面にコーティングした、まさに伝統を味わえる一品。

 

 《エクレールショコラ》は、厳選したチョコレートに生クリーム+バターを加えて作った“ガナッシュ”をシューの一部面を断裁し、そこに波打つようにデコレート! オリジナルな盛り付けを施す伝統にとらわれないスタイルはまさにモダン‼ 一口食べれば、そのチョコレートクリームにも負けないほどの幸福感があふれ出すこと必至! その見た目の美しさから、SNSを中心に話題になっているというのも納得だ。

 

 

 

 

 フランス語で稲妻という意味を持つ《エクレール》。これまで数多くのエクレールを食してきたスイーツ騎士ですら、この2品には稲妻が走ったかのような衝撃を受けたのだから、今すぐ学芸大学に行ってその味を確かめてほしい。

 

 高架下に複合施設《GAKUDAI KOUKASHITA》が誕生するなど、町並みを残しつつ変化していく学芸大学駅とエクレールがあれば、わざわざパリに行かなくても、パッシー通りの雰囲気が楽しめることだろう。

 

 

【リュードパッシー

住所/東京都目黒区鷹番3-17-6

電話/03-5723-6307

営業時間/10:00~19:30

定休日/水曜日

公式HP/http://r-passy.blogspot.jp/

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