自分でも驚きだけど、地震の事がすごく精神的ショックを与えてたと思う。


最初の3日間は超動揺した。


毎日、ニュースみでは泣いたし、電車に乗ってても、

いつもの通勤電車で、周りは何も変わらないのに今、地球の反対側では大変なことになってると思うと、泣けた。


何もできない自分に腹も立つし 予定通り4月に帰国か、7月に帰国か悩んだ。


というのは、4月からのコミュニケーションコースに入学できることになったから。

先週末に、帰国か帰国延長か決断しないといけなくて、超悩んだ。


一人でいると頭がおかしくなりそうで、友達と会ったりして気を紛らわした。勉強なんかもちろん手につかなかった。


海外でこんなに離れてる私ですら困難だから、日本にいるみんなのショックは計り知れない。


何かしようと、同じ思いをしている看護師さんと話して、募金箱をレストランとかに設置できるようカナダの赤十字に行った。

今まで、メソメソしてたけど、一歩踏み出せた気がした。


学校に、募金箱を置いていいかと相談したところ、大賛成でさらに、いらないグラマーブックがあるからチャリティーで生徒に販売して、それも募金しようという事になった。


日系会館では、週末にチャリティーが行われる。いろんな所で、カナダ在住の日本人が頑張ってる。

日本にいなくてもできることはあると思った。いま、世界中の日本人は、まさに一つになってると思う。


もちろん、日本人だけじゃない。


インターネットを通じて、全く知らない人から励ましのメールをもらうこともある。

トロントのホストファミリーもメールくれた。

世界がすごくあたたかい。



この一週間で思ったこと。

この一週間確実に私はストレスを受け、自分なりにそのストレスに対してコーピングしてたんだと思う。

ラザルスのストレスのプロセスをたどった気がした。


ラザルスの理論の特徴
・ストレスをプロセスとして捕らえた点
・3つの構成部分からなる
①ストレス因子をストレスであると認知的に評価すること
②そのストレスに対処すること
③その結果を見届けること

ニュースに敏感になってた私、鬱になりそうだった。その時この記事を見つけた。

1は、ほんとにそう、私がしてたこと。


看護師は心身ともに健康じゃないと患者を助けられない。

東北の潰れた病院で働いている看護師さんのTVみた。

切ない。あんなドロドロの病院で看護しないといけない。

院長さんも寝てないって言ってた。

きつい。ほんとに頑張ってしか言えない。


帰国したら東北の方の人手不足の病院に行こうかな。





下記はストレス対処法


1) アメリカ心理学会の「遠隔地での地震におけるストレス対処」についてのadvocacyです。

http://apa.org/helpcenter/distress-earthquake.aspx
在米サイコロジスト三羽 理一郎さんによる上記サイト翻訳です
DRやコメディカルスタッフ以外の方にとっても非常に有益なのでセルフケアとしてご活用ください。

【APA(米心理学協会)の提案する災害時ストレス対処法】
1.ニュースを見続けない:際限なく災害のニュースを見続けることはストレスをより悪化させかねません。もし大切な方々が被害にあっていて情報をアップデートし続けていたいと思っていても、途中で休憩を挟み心身の負担を減らしてください。

2.出来ることをやっていく:仕事や学校に行ったり食事を作るなど、普段どおりの生活をおこなっていくこと。そうした日常生活をやり続けることは、地震について常に考え続けることを中断するのに役立ちます。

3.健康的な行動をする:バランスの取れた食事を取り、普段のエクササイズをし、しっかりとした休養をとること。身体の健康を強化することは、あなたの精神的健康維持にも役立ち、また、こうした問題を対処する際の能力を高めます。

4.事実を正しく捉えておく:地震で恐ろしいほどの困難と損失を被るとしても、あなたの人生における良いことに意識を向け続けることを忘れないでください。困難に屈せず、先にあるさまざまな困難に立ち向かえる自身の能力を信じてください。

5.(可能ならば)有効的に援助する方法を見つける:多くの機関がさまざまな方法で被害者を援助する方法を提供しています。そうしたものに貢献したりボランティアをすることはあなたが何かをすることを助ける前向きな行為となります。

これらの方法をとることで多くの人々は現在の問題を乗り越えられるかもしれませんが、人によっては強いストレス反応が出るかもかもしれません。日常生活に支障を起こすような場合は専門家の助けを得て、前に進み続けられるようにしてください


2)大震災支援情報サイト(日本トラウマティック・ストレス学会)が立ち上がりました。
「サイコロジカル・ファーストエイド実施の手引き」も見ることが出来ます。
http://jstss.blogspot.com/