秋晴れの澄んだ空気の中、初日の日展に顔を出してきた。





日本最高峰の書展なので、当然期待は高まる。
期待値が高すぎたのか、今年はあまりピンとくる作品に出会えなかったのが残念。(なんか似たような作品が多かったな。。。)

僕の作品は今年は展示されず。。。
見事、落選!
また、来年頑張ります!

作品を見ていると、ある社中の先生がご自身の作品の前でお弟子さんたちに作品の解説をされていた。

「ほら、ココ。微妙に線が揺れているだろ?これって、偶然の産物みたいでしょ?でも違うんだ。僕はこう書きたいと思って書いている。作為を持って書いているんだ。それを作為を感じさせないように書くのがプロなんだ。作為が前面に出てくると嫌味でしかないからね。あと、書なんてものは、結局は線と空間なんだよ。」

思わず大きく共感してしまった。

その先生の作品を見ると、
「こんな線を故意に書けるんだ~。これがプロなんだな!」と感心した。

初日だったけど平日のせいか人は少なく、ゆっくりと見ることかできた。


今日はそのあと、歯医者に。
右上の奥に生えている親不知が虫歯になってしまったようで。。。
先生から「この歯はなんの役にも立っていないので、抜いちゃいましょう!」って軽くいわれ、すぐさま、麻酔を打たれ、5分後には抜歯完了!
痛みもなく、手際のよさに感動。
今のところ、経過も順調。

来週は、歯のお掃除と、ブラッシング指導に。
歯医者なんて20年ぶり。
やっぱり、独特の匂いと、マシンの音は嫌だ!
来週、キチンとブラッシングの指導をいただいて、もうお世話になることのないよう、歯磨き頑張ります!
今日、たまたま、スーパーで買い物してたとき、近所の方とお会いしたときの話。

僕が書いた手本について、直接的ではないけど、間接的にクレームをいただいた。



近所母「先日は、お手本ありがとうございました。」

僕「いえいえ、あれくらい、お安いご用です。(子供さんを見て)どうだ、うまく書けたか?」

子供1「うん。でも、先生から『惜しい!』って言われた。」

僕「なんで?」

子供1「なんか、『太陽』の『日』の右側の縦棒が下の横棒にくっついちゃダメっていわれた。」

僕「あっそうか。手本もそう書いてたもんな。ゴメンな。」

この時点で、内心、かなりカチン😠ときてまして。。。そんなことで、評価してんじゃねぇと!
書を理解してない人間が、何、わかったふりして評価してるんだと!

その時の手本は、写メ撮ってなかったけど、ザックリ書くと、こんな感じの手本だったと思う。



普通は、「日」の2画目と、その下の横画は接しますよね?僕の小学校のころは、書道の先生にこう教わったんだけどな。。。

少なくとも、接しているからダメって評価はないと思う。

ちなみに、五体字類は、こんな感じ。



やっぱ、そうだよね。横画に当たるよね。むしろ、縦画が出てるのもあるくらいだから。

先生、作品を選出する際のポイントは、そこじゃないですよ!JAの審査員の先生方は、書に関しては、技量も、知識もある人なので、そんなところで評価はしませんよ!



僕「じゃ、子供2ちゃんは?うまくかけたか?」



子供2「私も『ほ』が惜しい、って言われた。最後のまるく書くところが、もっと上で止まれば良かったのにって。」

僕「そうだよ。隣の縦棒から下に出ちゃダメって、お手本にも書いてあっただろ?」

子供2「ううん。縦棒よりは上で止まったんだけど、もっと上で止めてれば良かったのにって。」

僕はここで、ある内容が頭に思い浮かんだ。
毛筆検定のテキストに書いてあった。

「は」の字源は、「波」だから下を揃える。
「ほ」の字源は、「保」だから少し上で止まる。

といった内容のものだった。
キモ!って思って読み飛ばしていた。
あたかも、「この理論、私が発見しました。みなさん、これからは、こういうふうに違いをつけて書きましょう!」という匂いを感じたので。。。
先人達は、この違いを認識して書いてましたっけ?藤原行成、紀貫之は、こう書いてます?書いてませんよね?
じゃあ、教科書は?



書いてませんよね?
少し知っている知識を振りかざして、子供達に上から目線で評価するの、止めてください!
そもそも、おかしいだろ!
なんで「ほ」の最終画の止まる位置だけそんなこというの?では、「ほ」の1画目は、人偏だから、人偏ぽく書きましょうか?「ほ」の2画目の横画は、「口」だから、3画目の横画(「木」の横画)と違いをつけます?じゃあ、「あ」は?「安」だからそんな最終画を長く伸ばさずに、横で止めればいいんじゃないの?「い」の2画目だって、字源は「人」だから、まるく書くのおかしいよね?そんなこと言い出すと、すべてのひらがなを改革しなきゃいけなくなりますよ!

そんなこというのであれば、「えほん」は、こう書くように指導しますか?



しませんよね?
ひらがなは、ひらがなとして捉えるべきであり、決して草書との関連性を云々いうべきではないと思います。もちろん、字源として理解しておくことは必要です。

教育の現場の先生方が、生半可な知識で子供を混乱させるようなことを言ってはダメだと思うんですよ。。。子供にとっては先生は絶対的な存在なんだから!

子供達には、キチンとした目線で、評価を伝えていただきたいと思います。
今日のお昼に姪っこから電話が。

姪「おじちゃん、夏休みの宿題の手本ば書いて送って~。『希望の光』って、去年みたいに、大きな紙に!」

僕「去年もおじちゃん、手本ば書いて送ってやったとに、おじちゃんが長崎に行くまでいっちょん書いとらんやったやっか~。そいけん、今回も長崎に行ったときに書いてやるけん!」

姪「今回は、ちゃんと練習します!だけん、送ってください。」

僕「ホントや?」

姪「はい、ホントです!」

僕「そしたら、今日書いて、明日、送ってやっけん。ちゃんと練習しとけよ!」

姪「はい。練習します!」

ということで、「希望の光」を書いて送ってあげることに。

書いて家族に見せると、
「ぜん~っぜん、ダメ!もっと太く大きく書かないと!この手本を見て○○ちゃん(姪っこ)が書くんでしょ!こんなんじゃ絶対、金賞なんて獲れないよ!」と厳しい意見。
それに加え、子供たちからも、
「あと、『望』の字の『亡』の三画目。角張らせずに丸く曲げるんだよ!」との指摘が!
「アホ!そんな書き方、書道にはないんだよ!」と反論すると、小学校の時の書道の教科書を持ってきて、
「ほら、丸く曲がってんじゃん!手本のせいで金賞逃したら父さんのせいだよ!」
たっ、確かに丸く曲がってる!
でも、五体字類にはそんな書き方ないぞ!変なの!ついでにいえば、「望」の「月」の書き方も気に入らない!どうなってんだ、日本の書教育!嫌々ながら、教科書どおりに書いてみた。でも、スッゴいストレス溜まる!漢字で、「亡」の三画目みたく、丸く曲げる書き方ってある?ないよ!