ポートモレスビー
⬇︎
ケアンズ






ほんと一瞬だった





具合いが悪くなることもなく






無事、ケアンズ空港に着陸した。





ゴールドコーストと同様に





こじんまりした空港だった






私の体調不良のせいで





パプアニューギニアにて





離ればなれとなってしまった友達が





先にソロでケアンズ入りしている





ホテルに向かえば





友達に会える!!!!





自然と急ぎ足になり





到着ロビーに出ていった瞬間






「桜子!!!」






聞き慣れた声でそう呼ばれた






香織が居た






私のフライトに合わせて





空港まで迎えに来てくれて居たのだ!!!!





なんて優しいのだ!!





全身から「ホッ」





という擬音がした気がした





ひたすらに心配してくれて





私はひたすらに謝った





だって、せっかく色々2人で計画して





休暇をとって





ずっと楽しみにしていた旅行の半分以上を





ひとり旅にさせてしまっていたから





心の底から申し訳ない気持ちでいっぱいであった











ひと段落して





香織に聞きたいことがあった





「もしかして日本からコテ持って来たの??」





朝から巻き髪が美しかった





「もっちろーーん!」





ガラスに映る自分の寝起き加減が





とんでもないことになっていた





病み上がりとはいえ





ケアンズに失礼に値した





「あとで貸して」





「もっちろーーん!」





あんなことが起きたのに





高校の時から変わらない明るさと





ハイテンションで接してくれる友人





一緒に旅行してくれたのが香織で本当に良かった





と心から思った





ひとまず香織の案内のもと、





(香織はケアンズ3回目のプロ)





タクシーでホテルに向かった





つづく