「智異山(チリサン)~君へのシグナル~」見ました!! | applejamな休日

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"지리산" 2021.10.23~12.12 全16話 韓国tvN 韓国公式サイト

 

 

 

2018年、ソ・イガン(チョン・ジヒョン)は

智異山国立公園でベテランのレンジャーとして働いていた。

そこへ、新米レンジャーとしてカン・ヒョンジョ(チュ・ジフン)が入所してくる。

智異山で奇妙な事故が続く中、

イガンはヒョンジョからある告白をされる。

それは、誰かが山で事故に遭う情景が

自分には見えるというのだった。

最初はその告白を信じようとしないイガンだったが…。

 

2020年。智異山国立公園に車椅子に乗ったイガンが復帰してきたが、

そこにヒョンジョの姿はなかった。

イガンはヒョンジョと追っていた連続殺人犯の正体を突き止めるべく、

独自に調査を進める。

やがて、イガンは遭難者の居場所を示す印が山に残されていることに気づく。

それはイガンとヒョンジョの間だけで取り決められた、

秘密のシグナルだった。

誰かが山から自分へシグナルを送っている。

イガンは事件を追いながら、真実へと向かっていく…。

 

 

 

 

まず、智異山、

これが実在する山だと初めて知りました。↓

架空の山の話かと思ってた。

 

 

 

 

とにかく、

この山々の風景が素晴らしい。

美しいだけじゃなくって、

ドローンを多用したと思われる、

ダイナミックな映像で、

絶対、大画面で見るべきです!!!

 

 

そんでもって、

チョン・ジヒョンと、

チュ・ジフンの豪華共演。

脇を固めるのが、

ソン・ドンイルに

オ・ジョンセ、

チョ・ハンチョル!!

ちらっとだけど、

チュ・ジンモ氏も出てる!!

演技巧者ぞろいの人物相関図↓

 

BSテレ東公式サイトよりお借りしました。

 

 

次々と起こる現在進行形の事件に

過去の事件、災害など、

もう息をもつかせぬ展開に、

最後まで面白く見ました。

 

どこまでがCGで、

どこまでがセットなのか、

全く分からないくらい、

山火事、

吹雪の雪山、

鉄砲水などのシーンは

迫力があって、リアル過ぎ!!

すべて現実かと思うほどで、

ちょっと怖いくらい。

 

ただそれだけ素晴らしかったのに、

残念な点がいくつか。

 

まず、

2018、9年の出来事と、

2020年の出来事が、

交互に描かれる。

あっち行ったりこっち行ったり

頻繁過ぎて、

何が何だかこんがらがって。

しかも、

1995年の水害の話や、

それより前の出来事なんかも出てきて、

どっちが先なの?

どうつながるの?ってややこしい。

人物関係も、

上の図以外にいっぱい登場して、

そのあたりもよくわからず。

混乱。

 

そして、

ヒョンジョの予知能力(?)、

これがイマイチ、説得力がない。

そして、後から出てくる

もっと超自然な設定。

多分、智異山が山岳信仰の山だから、

そういう超自然な出来事も起こるのよ、と言いたいんだろうけど。

これまでいろんな、

ファンタジー設定のドラマ見てきたけど、

このドラマほど、

しっくりこなかったのも、珍しい。

 

正直、

その設定必要だったかな?

今までよく知らなかった山岳レンジャーのお話っていうだけで、

十分、感動的なストーリーになってたのに。

そして、やたらと人が死ぬ。

かと思ったら、

え?この人は死ななかったの?みたいな展開!!!

 

名作「シグナル」の作家さん(キム・ウニ)だけに

(邦題に無理やり「シグナル」入れてるし)

しかも、豪華俳優陣に、

制作費もたくさんかけて、

派手な大作にしたかったんだろうけど、

かえって、

不自然なところが目に付いて

ハマり切れなかった。

壮大な智異山の自然と、

豪華俳優陣と、

山岳レンジャーの命を懸けた物語って、

それだけですごくいい作品になったと思うのに。

返す返す、残念です。

 

それにしても

かなりの量が、

山の中でのロケ撮影。

登ったり、降りたり、

それだけで俳優さんも

スタッフさんも、

体力使って大変だったと思うわ~

見てるこっちまで息が切れちゃいそうでした。