今期の民放ドラマは、私的にはチョイ不調。
前シーズンの「家売るオンナ」がなかなか良かったので
見始めた後続の「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」。
うーん、どうかな、これ?
軽いタッチで若い人は好きかもしれませんが、
私にはちょっと…
新入社員のヒロインが、
入社早々希望してもいない校閲部に配属されて、
いきなり第一話から、いい仕事やっちゃう、って。
そりゃ、ドラマだから何でもありかもしれませんが。
「未生」見た後じゃ、チャン・グレ見た後じゃ、
やはり違和感はぬぐえませんな。
そして、校閲部を描きながら、
石原さとみのファッションで、視聴者を増やそうとする姑息さと、
その上恋愛ドラマまでやっちゃおうという欲深さ。
(ポスターで「恋愛ドラマではありません!!」って
宣言してるところが余計怪しい~)
何がポイントなのか、
よくわかんなくなっちゃってる感じがする。
じゃあ、もう見ないのかって言うと、
もう1回くらいは見てみます。
というのは、彼。
菅田将暉が、チョイと気になる。
最近の若手俳優の中で、
私が唯一、色気を感じる彼。
しかし、まだドラマで見たことがないので、
演技力はいかがなものかと。
それを確認するために、見るんです。はい。
その点、NHKは、さすが。
私の好みをわかってらっしゃる!!(?)
「夏目漱石の妻」
全4話なので、
もう今週で終わっちゃう~
芸達者な長谷川博己と尾野真千子をそろえて、
実在の人物、夏目漱石とその妻鏡子を生き生きと描く。
あー、漱石ってこんな人だったんだなー、って、
改めてその小説を読み直したくなる。
天才作家じゃなくて、人間らしかったんだなって、身近にも感じる。
そして、彼を支える妻・鏡子のけなげさ。
欲を言えば、もう少し、ラブラブな感じがほしかった。
巷では色っぽいと評判の長谷川博己が、
全然その色気を感じさせず、変人漱石になりきってるからね。
せめて、もう少し話数を増やして、
夫婦愛をじっくり描いてほしかったな。
でも、おもしろい。
そして、これこそ、今期の大本命!!
北川悦吏子、初NHKで、さすがのドラマになってます。
40代以上の主婦層の、ど真ん中ズドーン、ですね。
「大人の純愛物語」って。
で、やはり、役者がいい。
原田知世も年を取ったな~、と思いつつも、
年を取ってなお失われていない、その透明感。
いいですね~
そして、「セクシー」代表、斎藤工。
きましたね~、きました。さすがですね。
どうなんでしょう、ルックス的にはあまり私好みじゃないんですけど、
やはり、演技力ですかね。
あと、声がいいです。
そして、韓ドラを見習ったに違いないと思われる演出の数々。
ユーリ(斎藤工)の半裸とか、
カスミ(原田知世)の涙を指で拭ってやるユーリ、とか。
「おおっ、これって韓ドラじゃん」って。
あー、お決まりの壁ドンもやってました。
ちょっと狙いすぎじゃないか?
ただ、私としては、
カスミには、とーってもかわいい高校生の息子がいるんですが、
こんなかわいい息子がいるんだったら、
別に、恋愛なんてしなくても、
ステキな母ちゃんで十分…ってな気持ちにもなりますけど。
まあ、でも、このドラマ、
ドキドキ感を盛り上げてくれることは間違いありません。
期待大です。