今日、すごく久しぶりにスコーンを焼きました。
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スコーンか、ヴィクトリアスポンジケーキか迷ったのですが、決め手は卵がなかったこと。卵を使わないスコーンにしました。
 
さて、今日の話題はここから。
 

今朝、月曜日のTVニュースで、コンウォール州の或るナショナルトラストの館のホームページに載せた広告について ナショナルトラスト側が謝罪したというものでした。

昨日は英国の「母の日」でした。 そう、イギリスの母の日はイースターと関係があり、3週間前の日曜日がその日です。 今年はそれが昨日の日曜日でした。
その日に合わせクリームティーをカフェでどうぞという広告がホームページサイトに載ったらしいのですが、それがこういう感じのクロテッドクリーム&ジャムをのせたスコーンです。
              (これは私が作った再現物と思ってください^^)
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そしてこれを見た一部のコンウォール州の住民から、「許せない」、「酷い」、などのクレームが来て、中にはナショナルトラストの会員登録を取り消すとまで脅した人もいたとか。。
 
前にも書いていますが、
有名なクリームティーは紅茶とスコーンとすごく濃いクロテッドクリーム&ジャムのことです。  
クロテッドクリームはコンウオールと隣のデボン州が有名、そしてそれぞれにスコーンにそれらを塗る順が違うのです。
 
そう、上のスコーンはクリームを最初に乗せその上にジャムをのせているでしょう。これは実はコンウォール式ではなくてお隣の「デボン式」なのです。
コンウォール州でデボン式の出し方をしたこの広告写真に怒りを感じる人がいたんですね。
 
今も続く、ジャムが先のコンウオール州とクリームが先の隣のデボン州の討論です。
 
ニュースキャスターの一人は温めたスコーンに乗せるのはクリームは溶けるからジャムのほうが先だっていうし、
一寸温めるくらいだから大丈夫、そもそもクロテッドクリームは硬いので解けないっていう別のキャスター^^
でも英国のアンケートではやはりジャム先が多いのだとか。。
 
 
 
両州のクロテッドクリーム:コーニッシュ(コンウオール州)クロテッドクリームとデボンシャー(デボン州)クリームはどちらも有名です。
デボン州は「デボン・クリームティー」原産地名称保護制にしてるようで
また「コーニッシュ・クロテッドクリーム」(コーンウオールで取れたミルクで、55%以上の脂肪分)はやはりヨーロッパでの原産地名称保護制度がされているそうです。
(シャンペンがシャンパーニュ地方で取れた発泡ワインのことで、ほかの地方で取れたのはその名前は使えないというようなこと。)
 
ちなみに「ナショナルクリームティーデー」というのがあるようで、6月29日なんだそうです。 クリームティー協会なるものもあり、そこにはスコーンの上にはまずジャムそしてクリームがいいって書いてありますが、、
 
ほとんどはクリームとジャムがついてくるので自分で好きなように乗せれるのですが、、 もし最初から乗せているところがあれば、それがどこか、またお客がだれかで問題も起こりそうですね、、、
                 コーヒーコーヒー
うちのティータイム、夫は「自分は両親も、祖父母もデボン出身だからデボン式で食べる」と、クリームを先に乗せる仕方で食べていました。
 
こちらがジャム先のコンウオール式です、でも、ジャムの上に硬めのクリームを塗るのは結構大変で、私は個人的にデボン式のほうが簡単だと思ってしまいました。
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                (写真はわかりやすいように多めに塗ってます)
でも。
正直、どちらでも好きなほうでいいんじゃないかと。。。というのが私というか
多くの人の意見ではと思います。
 
ちなみに私のスコーンの手本は、メアリーベリーさんのレシピです。
最初に作った彼女のスコーンは(レシピは40年ぐらい前、彼女がまだ若いころに出したもの)セルフライジングフラワーといって、すでにベーキングパウダー入りのを使っています。 これだと、正直ふくらみがあまりありません。。
最近見た彼女のTV番組で、オリジナルのレシピだとふくらみが少ないので、改正し、ベーキングパウダーを足すって言ってました。私も2度目からそうしています。