今日は曇りのロンドンでした。 久しぶりに会う友人とランチの前にちょっと早く家を出て前から行きたかったところに行ってきました。
其の時行ってみたのは2箇所でしたが、まずはここから。。。
 
イギリスの民放局が1990年代に放送した、アガサクリスティーの探偵ポワロシリーズ。
ベルギーの元警察官でイギリスに来て私立探偵として活躍したエルキュール・ポワロ、 映画もなり又数人の俳優さんがポワロ役となりましたが、私が一番好きなのはこのデイビッド・スーシェーです。
助手であるヘイスティング大佐、スコットランドヤードのジャップ主任警部、そして秘書のミス・レモン。
日本でもこのシリーズが『名探偵ポワロ』としてテレビ放送されたそうですね。
ご覧になったでしょうか?
 
其の私立探偵、ポワロの事務所兼住居が 『ホワイトヘブン・マンション』です。 
このドラマでは1930年代に絞っており、当時のアールデコスタイルがあちこちにみられます。
 
今日はこのポワロの住居であるホワイトヘブン・マンションのロケ地に行ってきました。
場所はロンドンのシティーと呼ばれる金融街の近くにあります。
場所はチャーターハウス・スクエアー(Charterhouse Square) EC1M6E
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このようにスクエアーに入るところに鉄格子がありました。 そしてこの広場の東手に、 
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ありました!  ポワロのマンションです。 このスクエアー〔四角い広場)は公園になっており、プライベートのため入れません。 あのシーンは何処から撮ったのかとこの広場を一周してみました。 このマンションの反対側に行き、フェンスの間から撮りました。  こういう感じですね。
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さらに近づいてみました。
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ドラマではホワイトヘブン・マンションとなっていましたが、現実はFlorin Court 〔フロリン・コート〕といい、1936年アート・デコスタイル〔Art Deco〕で建てられました。 ごらんのようにカーブがあります。
鉄の枠に沿いベージュ色のレンガを組み込み立てたそうです。
屋上にはルーフガーデン、地下プール、他にスパ、サウナ、ジム、サウナ、小さな図書室、これらはマンションの住人に開放されているそうです。 一度修復し今このような感じになっています。
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 このスクエアーの道路は全て石畳
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こんなところにあったんですね~。 どうですか? 
 
さてこの写真を撮っている時に近くにあるウオーキングツアーのグループがいました。 彼らがみていたのがここ、、
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サットン・ホスピタルとあります。  凄く古そうな建物がこの広場の北側にありました。
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写真を撮りながら耳を傾けていたら、 『・・・当時は大きなガラスを作る技術が無く、小さいガラスのパネルをこうしてつなぎあわせていたそうです・・・』 と聞こえました。
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そういえば以前行ったナショナルトラストのチューダー時代のマンションでもそういうことを言っていましたね。
 
この建物のことはまったく知らなかったので数枚写真を撮っただけで次の場所に移動しました。あせる
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この場所はその昔ローマンカトリックの修道院があったところでした。それが16世紀に終わり、、当時ヘンリー8世の命に反対した修道士が処刑されたこともあるそうです。
ア、其の前にこの地は14世紀、当時大流行したペストの犠牲者を埋めるために購入されました。
 
修道院が終わりこの土地は個人に買われチューダー朝のマンションが建てられました。
かのエリザベス一世が戴冠式を行う日の前数日をここで過ごしたそうです。 時代はながれ、
今はチャリティーで、60歳以上の引退した男性のための住居になっているそうです。又一角には大学の医学部もあるそうです。
 面白そうでしたが、やはりちゃんとした知識が無いと気づかないんですよね。
 
続く。。。
ポワロのマンションロケ地:
チャーターハウス・スクエアー(Charterhouse Square) EC1M6E
地下鉄駅:バービカン駅下車、外に出て左に向かい最初の角を左折,すぐ先がこのスクエアーになります。