見知らぬ貴方へ三日月













何も見えない
けど

息を吸う照れ


真夜中に
吸って、吐いて
深呼吸、、、
してみる



どこも痛くない
苦しくない




空気
味はないけど

これって
美味しいのかも
しれない





ふと思う








吸った空気
私の胸の肺に届き


酸素を取り出して

私の身体を流れる
血液の中に
取り入れてくれる


そして
全身を巡り



様々な臓器に

そして
この指先まで


ものすごい勢いで
運んでくれる







私が意識してもしなくても
忘れていても

片時も休むことなく


細胞は
分裂し








そう

母の胎内で
分裂を始めたその時から


休むことなく
増え続け




形作り




毎日戦い


菌を殺し
身体を守り
サボることもなく
叫ぶこともなく


毎日
毎時間
毎分
毎秒



奇跡を起こし続ける







食べたものを
消化し
栄養を分解し
チャージすることを
忘れない



いつでも私が
動けるように

いつでも私が
笑えるように







真っ暗だと
どんなに目を凝らして
見ても

何も見えない




そこにあるものも、、、













たとえ月灯りお月様
でも






光が射すと


そこには

あらゆるものが見え



心を開くと

奇跡が見える






晴れ太陽が昇り
雨が降り虹
川はせせらぎ
緑が茂り
花が咲きチューリップ赤
蝶🦋や蜜蜂が飛び
甘く美味しい実を結ぶさくらんぼ



ほら
食べてと
言わんばかりキラキラ






風は心地よく
髪をなでる



小鳥はさえずり




木々は笑う








どうしたの?









あなたを包むすべては

あなたが生きるために


輝いている









何が見えるかは





あなた次第









星空を見上げ
宇宙を感じるのか


足元の泥水に
顔を付けるのか







風は毎日
そよいでいる







あなたの周りだけ
吹かないなんて
ことなかったはず







気づくか
気づかないか


見えるか
見えないか





あるものは
何も
変わらなくても