私「…??見てもいい?」


ヒロ「あーハズイから家帰ってから1人で読んで」


…?????なんだろう。気になるなぁと思いつつ、家に帰ってからゆっくり見せてもらう事にした。


そして、夕方バイバイして、わくわくドキドキしながらノートを開いてみた。


ヒロの字…


初めてじっくり見たかも(笑)男の字って感じ(笑)


そんなどうでもいいことを思いながら読み始めると、そこには詩が書かれてた。


ヒロ自作の詩。詩と言うよりも、ヒロの心で思っていることを詩のような文面で書かれているものだった。


テーマは様々で、家族に対する感謝の気持ちの詩や親友への尊敬の詩が書かれていた。


ヒロの家はお父さんが早くに亡くなられていて、お母さん1人で一生懸命育ててくれてると言うのは知ってた。


だから、人一倍親への感謝の気持ちが強く大切にしていた。


そんな背景を知ってたので、それらの詩はなんだか感動した。


そして最後のページをめくってみると…


私に対する詩が書かれていた。



友達からそんな話を聞いて以来、私はヒロの事をどんどん好きになっていった。


好きになっていった…と言ってもまだ中学生だった私。


愛してるとかそんな感情ではなかったと思う。


というよりは、愛してるって感情なんて、ドラマとかマンガの非現実的な世界の事で


私にとっては全くリアリティのない感情だったと思う。


だから、「純粋」で、かわいらしいお付き合いだったんだ。


色んな話をしているうちに、ヒロが、詩が好きだという事を知った。


ヒロ「俺、きむって人の詩めっちゃ好きなんだ。」


そういって私に何枚かの詩が、ポストカードに書かれているものを見せてくれた。 


すごく良い詩で、それをキッカケに私は今でも、きむさんの詩が大好きです。(今とても有名ですが当時はまだあんまり知られてなかったと思います)


何日かして、また下校デートの日。


ヒロは1冊のノートを私に見てほしいと言って渡してくれた。



ぎこちなさMAXカップルは、なんとか少しずつ慣れていき、


初めてのお付き合いを自分なりに楽しんでいた。


中学生だったのと、田舎っていうのもあり、


デートはいつも学校から私の家までの下校くらい(笑)


ヒロはいつも校門のところで、1人であぐらをかきながら私が来るのを待っててくれてた。


そんな姿がなんだかかっこよく見えてドキドキしたりもした。


付き合い始めて1カ月過ぎた頃だったかな?


どうして私を好きになったのか気になりだした私。


本人ではなく、友達に聞いてみた(笑)。


私「ねぇ、うちらそんなに親しい仲でもなかったのヒロが私を好きになった理由知ってる~?」


と聞くと、


友達「知ってるよ(笑)。ゆりが毎日笑顔が絶えなくて、楽しそうに毎日過ごしてる所が惹かれたらしいよ♪」


と教えてくれ、思いもよらぬしっかりした理由だったのにびっくりしたのと同時にすごくうれしかった。