ヒロ 「あのさ…俺らそんなに長く付き合ったわけじゃないけど、あの頃すげー楽しかった。」
私「うん…。」
ヒロ 「毎日たいした事でもないのに、爆笑したりさ。もちろん高校生活も楽しいけどさ、こないだのクラス会行っ たら、昔の事思い出して、すげー懐かしくなった。」
私「うん、私も同じように感じてた。高校生活はなんかまだ慣れないせいか、素の自分でいれない感じがあるけど、やっぱ中学の時の仲間は最高だよね。」
ヒロ 「だよな~。で、色々思い出してたら、会いたくなった。」
素直に言うなぁーと思いながら、
私 「うん。私もヒロの事思い出したりしてたよ。」
ヒロ 「まじで!? 照れるわー。でもなんか嬉しい(笑)。」
私「あははは(笑)」
ヒロ 「別れてからだいぶたったよなー。付き合ってた時さ…」
ここからはしばらく2人の当時の話に盛り上がった。
一部始終、話は終わりその時ヒロも私も同じ事を思っていたと思う。
会ってからずっと「過去」の話しかしてない…。
どんなに楽しくて濃い思い出でも、過去は過去。
戻れるわけじゃないって言う事を。
ヒロ 「今日は久々に会って2人で話せてうれしかった。」
私 「うん、私も。」
ヒロ 「本当はさ、やり直したいって話しようと思ってたんだ…(笑)」
私 「…(笑)」
ヒロ 「でも、今2人で話しててさ、すげー楽しかったけど、それは全部過去の事で、今じゃないんだよな。昔を思い出してあの頃が楽しかったから、また付き合えば前みたいに楽しくなるんじゃないかって思った。」
私 「うん。」
ヒロ 「でも、やっぱ過去は過去だし、今は互いの環境も違うし、やっぱりもう昔には戻れない気がする。だから、告白するのやめた(笑)」
私 「あはははは(笑)。うん、でも分かる。その通りだよね。過去の思い出の錯覚で、今は前みたいにもどれるかもって思ったけど、現実はそうじゃないと思う。」
2人とも全く同じ事を思い、考えていたんだ。
過去 現在 未来
私たち2人はそれぞれ、未来に向けて進むことにした。
もちろん、過去の思い出を大切にしながら…。
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この日は、スッキリした気持ちになった。
でも…この時はまだ知らなかったんだ…
自分の未来が波乱万丈になるなんて…。
1st Story END