専門学校を卒業して一番最初に就職した仕事
「帽子デザイナー」
入ってすぐ先輩達は次々と辞めていって
入社3ヶ月でデザイナーの上司は誰もいなくなった。
同期入社の男の子と2人で必死で働いた。
理不尽な事がたくさんあった。
私もどうしてもそれに従うことができなくて
何度も専務と衝突した。
それを
何度も何度も男の子は守ってくれた。
でも
その男の子は
あまりのストレスに耐え切れず
精神のバランスを崩してしまった。
そして
中途採用の人が入ると
男の子は辞めていった。
その男の子と
立ち上げから企画した帽子のお店
その店の前を通る度に思い出す。
なんであのとき、私は気づいてあげれなかったんだろう。
自分ばっかり頼ってしまったんだろう。
衝突に巻き込んでしまったんだろう。
男の子は私と違って
純粋に帽子が好きな子だった。
私は結局
1年半働いて退職した。
最後の3ヶ月は
自分の作った帽子さえも
愛することができなくなっていた。
今もそのお店には
二人で作った型を使って作られた帽子が置いてあった。
嬉しくもあり、悲しくもあった。
専務と衝突したとき、言われた一言
「君には新しい物を作る才能がない」
この言葉はいろんな意味で今でも忘れられない。
いつかそれを忘れられるように
そんなことないって自分に自信を持って言い聞かせられるように
自分をコントロールできるように
あの会社で働いて良かったと思えるように
笑って専務とお仕事できるように(機会があれば)
そんな人間になりたいな。
頑張って
なります