新 二元論 夢編
前編で記憶の思い出しについて述べた。夢もまた記憶の思い出しの要素が大きいのでこの考えが当てはまる。
私は病気にかかりとても不安だった。そんな状態のある夜、まるでヘビがどくろを巻くかのようなものを見た。ある塊が香取線香上になっていたのだ。それはヘビではなかった。
その明け方、私は、家にヘビが入り込んでいた夢をみた。
この例はとても分かりやすい。自分が病気にかかったという「恐怖」の状態にあり、また「どくろを巻く物体」をみたからだ。
恐怖という分野概念と、どくろを巻く物体という具体概念の2つが、ヘビという記憶概念を引き起こしたものだ。
この例のように夢も、基本的には二元論に支配される。
ついでながらレム睡眠状態では、身体の感覚器官が覚醒している場合がおおい。
例えば背中の皮膚感覚が覚醒しているとする。しかし脳の皮膚感覚部位まで神経が眠っていて届いていない状態では、背中の体重を支えている感覚がなく、かつ意識感覚が覚醒していると、空を飛んでいる感覚となり、そのような夢を見る。
同様に歯の圧力を感じる感覚が睡眠していて、顎を動かそうとする感覚が覚醒していると、歯がぬけた感じを覚え、夢でも歯が抜けたのを見る。
この場合、二元論が当てはまらず感覚だけの夢を見る場合もあるが、たいてい空を飛ぶ場合でも、飛んでどこに行こうかとか、空から俯瞰して見える光景などが現れる。この光景シーンは二元論があてはまる。
また最近ノンレム催眠中に、とても怖い夢をみることが確認されている。ノンレムの深い眠りを打ち破る、海馬の恐怖記憶が呼び覚まされるのであろう。
