先日、私の長い長いベビ待ちにようやく確かな終止符が打たれました。
去年の7月は、息子の妊娠が判った月。
もうこれを最後の治療にしようと心に決めて待った高温期。
妊娠できたと判ってからも、なんだか夢の中にいるようなふわふわした時間を過ごしていた。
嬉し涙で病院をあとにしたあの日からずっと、
もし私の願いが届いて、お腹の赤ちゃんがちゃんとこの世に産声をあげてくれたら、
必ずここに帰ってくるんだと思っていました。
産婦人科の先生にとって、患者さんのゴールは「出産」。
でも婦人科の先生にとって、
たいていはその患者さんを見送れるゴールは「妊娠」まで。
先生のふとした一言に傷ついて、泣きながら車を運転した家までの帰り道。
どんなに頑張ってもなかなか結果に繋がらず、抜け殻のように座っていた待合室。
でも、ずっと苦手だと思っていた先生は、ある時、実は私とよく似ているんだと気付いた。
不器用で真面目。
でも、一生懸命、先生なりに私の体、治療と向き合ってくれた。
だから、先生が私と一生懸命向き合い歩んでくれた道の確かな答えを、
私は先生に見せたかった。
妊娠判定から ちょうど1年たった三連休中、先生のもとへ。
待合室で待つこと数分。
診察を終えたいつもクールで表情をかえない先生が、
嬉しそうな表情で駆け寄ってきてくれた。
もう一年も経ったから、先生は私を忘れていて
面倒臭そうな顔をされちゃうかも?とか、
いろんな思いで治療と向き合っている人たちがいる中で、
自分が生まれたばかりの赤ちゃんを連れて行くことで
嫌な思いをする患者さんもいるんじゃないか?とか、
行く前はいろいろ考えたけど、
その顔を見た瞬間、ここにもう一度来て良かった、って思いました。
「先生、息子を抱っこしてあげてくれませんか?」
先生は、私がこれまで見てきたどの先生よりも、
優しく嬉しそうな顔をしてた。
息子を授かるまで書いてきたこのブログは私の宝物になりました。
そして、ベビ待ちで感じてきた様々な思いは、今の私の育児での原点です。
命を授かり、その命とただただ同じ時間を共有できるいうことの素晴らしさ。
そんな原点を人より長く学ぶことができた私は幸せ者です。
いつかあなた達が大きくなって、いろんなことが理解できるようになった時、
ママはこのブログをあなた達に見せたいと思っています。
そして、あなた達はこんなに望まれ、愛され、
生まれるべくして生まれてきた命なんだよって伝え、抱きしめてあげたいです。
ベビ待ちでの時間、ありがとう。
私は、授かることのできたこの命としっかり向き合い、
私が持っているありったけの愛を注ぎながら
この先の人生を生きていきたいと思っています。


