この文章もどこにも出さずに心にしまおうかと思っていた。けれど表にこうして出したくなったからこうしてここにのこしています。


『邪道を王道に変える。』

『全てを殺して1番をとる。』



他とは違う尖り。

コンプレックスを力に変えて泥臭く立ち向かう。 

弱気者の心を知るが故に伝えられる言葉たち。

そんな6人に惚れた。    


「何者」にもなれないなら自分を呼び覚ませ


彼らは理想の自分を創り訴えかけた。
私には無い強さを持つ彼らは”光”だった。



過程をあれだけ見せるグループもいない。

基本的に自分がいた界隈はスキャンダルなんて起ころうもんなら干される罵倒は当たり前。

だからそれを隠すのも当たり前。

17年カレらを見てきたが、圧力によってもみ消された事実がいくつあったのかはもう分からない。

無期限の活動休止。

そうなっても最後にカレの口から聞けたのは事務所の用意した”作りもの”の言葉。

もう一生聞けないであろうとは諦めているが、やはり何年経ってももやもやは消えない。

『一流のアイドル』『トップ』

とはそういうものだと心のどこかで受け入れていた。




でもKnightは違った。決して隠さない。

全てをさらけ出して過程を伝えてくれた。

それがKnightの色だと思っていた。


ただそれは卒業した彼が必死に守った”色”だった。




正直な話、彼が卒業してからのKnightはグループとしての魅力は薄れていたように思ってた。
6人の騎士が好きだった。

5人の騎士の魅力を見いだせずにいた。

かれが愛しているグループだから好き。 

ただ理由はそれだけでもしかれが切り捨てたなら用なんてなかっただろう。


ただ今は違う。

かれらを見て、かれらの言葉を聞いて、5人のKnightの魅力は何なんだろうと自分なりに探した。

その結果1つの見解が自分の中ででた。

6人の騎士は憧れだった。

ダークヒーローといいつつ”光”だった。


5人の騎士は憧れとは違う。
”鏡” という表現が1番しっくり来るだろうか。
自分とは違うから眩しい。それは違う。
”同じ”だから愛おしいという感覚。
特に推しに対しては感じる感覚。

”嘘”でしか自分を守ることが出来なくなる感覚。
自分を”創る”ことでしか生きられなくなる感覚。
頼られるがゆえに自分を”殺して生きる”感覚。
全部、全部 ”同じ”なんだ。

表では「ついていきます。最高の景色をみせて。幸せにしてください。」そんな言葉をよく使う。
ただ本当はかれらに、かれに求めるのはそこじゃない。あくまで”共に”だ。

引っ張って闇の中から連れ出してとは言わない。

”共に”歩もうだ。

かれらのかれの語る夢。東京ドーム。そしてその先。
まあ正直というか今のままじゃ確実に叶わない。
突きつけられる現実に打ちのめされるそんな日もあるだろう。

今のかれらがそうかもしれない。

かれらの”覚悟”が見たかった。

未だに吹っ切れずにいる自分にきっかけを与えて欲しかった。




ただ、今回のツアーやっと吹っ切れさせてくれた。

『A』BYSS深淵

赤の騎士の言葉。かつての相方から放たれた言葉。
『俺たちの代表曲といえば、俺たちといえばこの曲だよな』紹介された曲は「決戦エンドレス」ではなく、「Show Time」だった。まぁ確かに代表曲という表現は間違いではない。ただこの紹介の仕方にひっかかったまま会場を後にした。2日目のセトリをみてかれらの”覚悟”を悟った。かつて「決戦エンドレス」を歌わないツアーがあっただろうか。

そしてこのツアーの最初。ヤミィのイントロが大きくなり、急にかき消される音。沈黙の中から始まる『A』BYSS。カレの色が濃くでたこの曲をかき消して始まるこの意味を。
そしてこのセトリを組んだかれの真意を。




事務所の所属にしてもそうだろう。
その選択は少なからずかれらの”自由”を奪う。
事務所に入るとはそういうものでそれと引き換えに得るものをかれらは選んだ。その選択が2年共に作り上げた、10年積み重ねた、信頼と友情を一気にぶち壊すものだとしても。かれらは分かってその道を選んだんだ。相当な”覚悟” そして”決別”。


憧れの舞台にたつまでにかれらは何年の月日をかけるんだろう。その間にどれだけの変化をとげるだろう。

おそらく今以上に語らない事実が増え、知れないことが増えていく。それでもそれを選んだかれらについていくしかないのだ。
だが、カレの変わらないかっこよさももちろん惹かれるものはあるのだが、かれらの変わるかっこよさにも惹かれるものがあるし嫌いじゃない。



ここまで彼らとの違いばかりを綴ってきたが変わらない一貫したものがある。訴え方は変わっても変わらないもの。

『君の全てを受け入れる。君は君だよ。』
こう伝え続けるかれらの姿は決して変わらない。
ダメな自分も汚い自分も弱い自分も全部全部受け止めてくれるし認めてくれる。そんな姿は温かい。

かれらと共に見たい景色がある。掴むために変わることを選んだかれらの、かれの選択を見届けたい。

”同じ”だからこそかれらに託したい。




こんな拙い文章に6人の騎士への最後の想いを馳せて。

さよなら… 彼ら。ありがとう。大好きだったよ。