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書きたいことを書くだけさ

自分の興味の趣くままに、文字を紡ぎ出す時には作曲した曲を貼り付けたりもします。

1989年12月1日にリリースされた前田亘輝の3枚目のソロアルバム『SMASH』。その10曲目に収録されている楽曲「一期一会」は、全編の歌詞が四字熟語のみで構成されているという、非常にユニークな作品だ。

実はこの曲、本来はラブソング路線で制作されていたが、納得のいく内容が完成せず、苦肉の策としてこの“四字熟語オンリー”の構成となったと、当時出演したバラエティ番組『笑っていいとも!』でタモリ氏との対話の中で語っていた。

曲調はブルースロック調で、リズミカルながらも鼻歌や口ずさみには不向きな印象を受ける。歌詞も、まるでパズルのように音符に四字熟語を当てはめている部分があり、もはや前田亘輝にしか歌いこなせない楽曲となっている。

歌詞の内容についてはあくまで個人的な解釈だが、「女子大生が勢いのままワンナイトラブに走り、妊娠が発覚して青ざめる」というストーリーが浮かび上がってくるようにも感じる。

この曲は1997年の前田亘輝ライブツアーでも披露されたが、CDの音源通りの歌唱ではなかった点に少し残念な思いもあった。当時ライブには参加しなかったが、後に発売されたライブビデオによってその模様を確認することができた。

アルバム『SMASH』はシングルカットがなく、売り上げの詳細なデータも不明だが、同日にはTUBEのシングル「ストーリーズ」もリリースされている。

なお、この頃のTUBEは活動5年目に突入し、それまで作家陣に依頼していた楽曲制作を、メンバー全員でのオリジナル制作へとシフトしていた。さらに、初のベストアルバムもリリースされるなど、バンドとしての転換期でもあった。