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書きたいことを書くだけさ

自分の興味の趣くままに、文字を紡ぎ出す時には作曲した曲を貼り付けたりもします。

『ダービースタリオン』で覚えた言葉に「予後不良」がある。レース中や調教中に競走馬が足を負傷し、回復の見込みがないと判断された場合に安楽死処置が取られる――それが「予後不良」だ。
その馬は二度とレースに出ることはできず、次の世代の競走馬を種付けによって育て直すしかなくなる。
予後不良が決まったときに表示される、あの黄昏色の画面は今でも忘れられない。調教を重ねすぎると、予後不良になる馬が出てくることがあり、最悪その結末を迎える。たかがゲームとはいえ、時間をかけて育てた馬だけに、何度も悲しい思いをした。
それにしても、「予後不良」という言葉は本当に“あとがない”響きを持っている。もし人間に対して使われたら、末期の病状で「余命数か月」といった切迫した状況を意味するのだろう。だからこそ、日々の健康管理を怠らず、予後不良のような状態は避けたいと改めて思う。
実際の競馬では、予後不良の事例はそれほど多く報道されていないように感じる。時折「競走除外」といった言葉は耳にするが、「予後不良」となる判断は、よほど重篤な故障や病気でない限り下されないのだろう。