Cafe Neo:ROID 外伝舞台
『機械少女の献身〜memory of Automata〜』
終演いたしました!
観にきてくださった方、気にかけていただいた方、関係各位の皆さま
本当にありがとうございました。
まじでめちゃくちゃ楽しかった
ひとりひとりのことを書いていきたい。滅多にやんないんだけどこういうのね、長くなっちゃうからほんとに一言ずつね、画像とか無しね。敬称は略
博士→お茶目全開だし、直前の稽古まで台詞噛んでたけど、舞台に立つと堂々としていて、悔しいけどカッコいいと思っちゃいました。毎回変わる質問でほぼウケたのは博士のおかげ。あざす。
イヴ/アダム→アダムの、悲しみと一緒に長く暮らしてきたような、切ない響きのお声が好きでした。イヴリリは尊い。似てる人は素直で可愛らしい女性で憧れます。お顔が好き。
リリス/アイリス→アイリスの、世渡り上手で賢いのに自分のしあわせを追求できない性格、優しいけれど悲しかった。リリスにも受け継がれてしまってるのかな。今、しあわせでいてほしいなあ。イヴリリは尊い。似てる人と3,4年前に共演したのですが相変わらずお芝居も立ち振る舞いも見習いたい、わたしの目標のようなひと。
野薔薇→『家族だから』ってセリフで一回鳥肌たって泣きそうになったのはないしょ。野薔薇さんの存在について考えるとちょっとこわくなるおはなし。似てるひとと終演後ちょっとゆっくりお話できて、考え方が好きだなあって思いました。
桃鈴/中林桃花→可愛らしいお顔…………!その場にいるだけで明るくなる、一家に一台ほしいネオロイドNO.1。疲れて帰ってきた日に「甘栗食べるアルか〜?」って口に殻ごと放り込まれたい。
桃花ちゃんが博士と思いを通じさせていたら、支えてあげることができたなら、違う結末もあったのかなあ。
AZ→出てくると安心する。でも誰かも言ってたけど、最新型だから異変にいち早く、NOIZくんと共に気付くってのがアツかった。今後の活躍がいちばん見たい!あと似てる子がすごく頑張り屋さんでえらい。かわいい。だいすき。
NOIZ→推し。銀髪中性的ナルシストってそれぼくがかんがえたさいきょうのねおろいどなんですけど??????カーテンコール曲のダンスで、カクカク動くとこ袖から見て毎回きゅんしてた。推し。
実は2年前くらいにカフェネロさんと一緒にイベント出演したときいちばん絡んでもらって、そのときから好きでした。これからも推します。
kaRte→可愛らしいお顔!!!!はじめてビジュアルみたとき天使が舞い降りたのかと思った。さいごの『いってきます』に込めた思いがアツくて、素敵な表現をする子だなあと思いました。あと似てる人がいっぱいかまってくれてやさしい。
eLiza→カルテちゃんが天使ならイライザ先生は女神。すべてを照らす光。尊い。おこられたい。何度でも言うけど、ダンスの振りで顔を横に向ける動きが、完璧なバランス、髪の先まで神経を通すとはこういうことなので覚えておくように。テストに出ます。
LRちゃんにはだいぶ当たり強かったけど、愛情を注いでいた、つもり、です、怖がらせちゃったけど愛のムチなんだから。よい使用人になるのですよ。
ミント→漢字が出てこなくてあきらめた。王偏に民の民に兎でミントです!お顔が大好き。はじめてお会いしたお稽古のときに遠慮無用な元気爆発の演技をしていて、あーこりゃ頑張らねばだと気合を入れ直させてもらいました。月ではエリートなのか新人なのかが気になるところ……笑
竹光→栄養ドリンク擬人化したみたいな人。天真爛漫の申し子。可愛さでウケがとれるって何事????そっくりな人はいつもにこにこ優しくて、一緒にいると安心しました。なんかパワーがある方。
月影→あえて語るまい。本当に凄いし本当に大好き。パワー押しに見えて、繊細な力加減が絶妙。編み込みは実は毎日わたしがやってたんですよ〜集中力の高まるいいルーティーンにさせていただいて感謝!
アドリブシーンは本当に、お二人の絶妙なバランス感で成り立っていたなあと。
竹光さんの爆発力と月影さんのスタミナで100%のままぶっちぎったみたいな。いつまでも見ていたいふたり(とか言ったら怒られそうだけど。笑)
Alt→しっかりものの長女タイプ!いちばん苦労してるんだろうな……。こっそり甘いものをたべさせてあげたい。
Enter→お顔がめちゃくちゃタイプ。似てる人とのギャップすごくない?手をうしろにまわす立ち方が好きです。舌ったらずな喋り方も。あざといぜ……(ブロマイドを手に取る)
Esc→こちらもおねえさんタイプだけれど、あんまり苦労しなさそうというか、世渡り上手そう。笑顔で酷いこと言われたい(?)
Shift→いやあの儚げな見た目でそのキャラだと絶対思わないじゃん。嘘じゃん。ジャージが似合いすぎて笑っちゃいました。めちゃくちゃすき。
コントロールちゃんにも会いたかったな。なんか似てる人はいた。凄い頑張ってました。ありがとうございました!
そして……性格がころころ変わる西園寺和音様。笑
14日宮下栄治さん→博士との相性バツグン。良家のおぼっちゃまな高貴さと大人の魅力が爆発した、正統派ご主人様。
15日粕谷雄太さん→お茶目で可愛らしい中に、キラリと光る強い意志の見え隠れするご主人様。腹黒ショタ萌えのわたし、無事撃沈。
16日五十嵐雅さん→独自の解釈で遊びまくる、嵐のようなご主人様。型破りではあるけれど、しっかりと筋の通った演技で圧倒してくれました。
おしまい。
めちゃくちゃ書いたけど全然まだ書けるんだけど、ほんの少しだけ作品の話もしようかな…
いろんな解釈ができるお話がすきで。
今回の『機械少女の献身』はさまざまな受け取り方ができるなあと。
ここから先は個人の解釈です。公式からの解説ではありません。人それぞれの解釈や考察を、否定するものでもありません。
わたしは、悲しいお話だと思いました。
だってみんな機械なんだもん!
家族って言ったってじぶんのつくりだしたアンドロイドなんだもん!(結局博士は竹光さんと月影さんにも会えてないし)
(白樺の考えに近いのかもしれません)
『機械に生かされているのか、機械になってしまったのか』
という野薔薇さんのセリフ、ちょっと怖い。
人間はどこまで自分の意思で選択しているのか、
AIと人間の思考の違いは何か、
これって哲学の分野で、ほぼ答えのない課題なんです。
だからもう、自分の信じたいものを選び、信じていくしかない。
博士は自分の信じるものを疑わず、家族を願い、それを叶えた。
もう完成してしまった世界なわけですよ。閉じた円。箱庭の楽園。
最後のシーン、一見幸せそうに見えるけれど、わたしにはどうしても、空虚に映ってしまう。
自分で自分を抱きしめているようで。
だけどカフェネオロイドは自分で作った箱庭だから、誰もその空虚に気付く人はいない。自分さえ"家族"を信じ続けて気づかなければ博士はずっと幸せだし、そうすることでしか救われないならそれでもいいのだとも思う。
(メリバ厨がバレる)
だけど博士は最後にアダムとアイリスに会って、もしくは会いたいと願って、それからどうするのか、なにかが変わるのかそのままなのか、それは全然わからない。そういった意味でも、これは始まりの物語なんだとわたしは思いました。
せめて、彼らの未来が明るいことを祈っていたいですね。(メリバ厨だけど)
もうちょっとだけ続くんじゃ🐢
今回、めちゃくちゃ小劇場演劇をやっているぞ!と言う感覚が強かった。メンバーは全然小劇場っぽくない(声優さん多い)のに。
手作り感というか、ひとつひとつ丁寧に、自分たちの手で舞台をつくるんだという意識が強かったのかもしれない。
そしてお客様との距離。
"距離が近い"って言うとなんか色んな要素を孕んじゃいそうなんだけど、こう、心の距離が近いというか。
これまでカフェネロがつくりあげてきたお客様との信頼関係があらわれたような素敵な空気感だったんです。
笑い声が多いとか、拍手が大きいとかそういうことだけじゃなく、
観てくださってる空気、見守られてる感じ、舞台の上まで伝わってくるのがわかりました。
その空気は客席にも伝染してゆくものです。
『カフェネロ初めてだけど、楽しかった!』
そう言ってくださる方が多かったのも、カフェネロを愛して観にきてくださるお客様のおかげだったと思います。
ファンは演者を、作品を映す鏡だという言葉があります。
カフェネロに関わる皆さん、今回出演された皆さんのお人柄が、ファンのみなさんに映し出され、良い化学変化が起こったなあと感じています。
わたしも応援してくださる方のために、誇れる演者でいようと、再確認させてもらいました。
とんでもなく長くなりましたがこれでお終い。
また次の世界に旅立つ準備をいたします。
今後の、白樺にそっくりな星秀美という役者の活動は、みっつくらい前のブログをご覧くださいませ!
それでは失礼いたします。
まことにありがとうございました。
またどこかで、お会いいたしましょう
白樺