祖母のお話です。
祖母は90歳。認知症を患っています。
うちは母が先に他界し、叔父も他界したので、実子である父が祖母を引き取ることに。
(父は養子です)
なので、私、息子、父、祖母との4人暮らし。
たまの休みは私の彼が居ます。
平日仕事の時は私の叔母が祖母の見守りに。
叔母はケアマネだったので介護の実務経験は長く、プロなので安心。
私はそのおかげで仕事に向かうことができます。
最近祖母の認知症がグッと進み、口数が減り、できることが減り、何かをするということを考えることができなくなった様子で、指示がないと動けません。
失禁も増え、そろそろ紙パンツを終日着けるようになるんじゃないかと思ってます。
家が臭うんじゃないかという不安もありながら
でも本人の尊厳を私は守りたかったので、できる限り布パンツで普通に過ごしてもらいたくて、そこは頑張ってきました。
私、最近、とてもモヤモヤしていて、苛立っていたんです。
仕事柄、失禁や物忘れの対応はできるのですが、自分が祖母と向き合うことができなくなってきました。
ある日、彼が電話口で、「ストレス溜まるわ」と、携帯の電波が悪いことが原因で、イラっとした様子で私に話しかけてきたことがきっかけで、、、
「なんでこんな簡単にイラっとするんだろう?」
どうして私はこの事象に対してモヤモヤするんだろう、、、
なんて考えていると
「本当は、認知が進むおばあちゃんにストレスを感じる」状況になっていて、ストレスになるなんて言えてないなぁと、私の心が止めているものがあったことに気づきました。
そして、その愚痴を認めたとき
「私はおばあちゃんに苛立っている」と、はっきり分かりました。
悶絶しました。そんなん思ったら家族じゃないやん!って思って、絶対思ったらあかんって、私はめっちゃ自分を抑えてました。
それを認めたあと、、、そこでやっと本音がでたわけです。
「私は移り変わる祖母を見ていて、とっても悲しい」
そう、私は悲しかった。
あんなにチャキチャキしていた祖母がみるみるうちに認知症が進み、口数も減っていることが、私はとても悲しかった。
ということやったんです。
それを認めることができて、本音を認めることができ、私は涙しました。
やっぱ辛かったんやなと。
人は本音を隠すための嘘をつくことが多いです。
それが怒りにかわることがよくある。
この場合、怒りの奥に潜む本当の感情を知ることが大切。
それを認めたら、凄く心がほぐれてくれます。
些細なことなんだけれど、同じようになってしまう方も多いと思うので、ログしておきます。
ほんとの心を受け入れましょうね。
捌かずに。
大丈夫、誰も傷つけないから。
お読みくださりありがとうございます。
Reira