夏はジュエリーがよく映える季節でもありますが、
汗や皮脂汚れなどでダメージを受けやすい季節でも
あります。
K14GF(ゴールドフィルド)のものであろうと、K14や
K18などであろうと、同じようにくすみが生じてきます。


そこで、末永く楽しんで頂けるよう、身の回りのもので
出来る簡単なお手入れ方法をご紹介いたします。


【基本のお手入れは、柔らかく清潔な布でふき取ること】
その日一日の汚れを取るだけで、随分と持ちが違います。
ジュエリーのお手入れ用としてプロが使用するのは、
繊維の殆ど出ないセーム革、ジュエリー用クロスやパール
用のパールクロスなどがありますが、メガネ拭きなどで
お馴染みのシリコンクロスがあれば十分です。
石のついたものには、研磨剤のついたクロスを使うのは
絶対に避けて下さいね。


【汗をかいたなと思ったら…】
パール・珊瑚・琥珀・エメラルド・オパール・ターコイズ・

ラリマー、その他水に弱いとされるもの
(エンジェライトやセレナイトなど)以外の石であれば、

さっと水洗いをしてしっかりとペーパータオルで水分を

拭き取れば大丈夫。
パール・珊瑚・琥珀・エメラルド・オパールなどは、
水を含ませたペーパータオルなどでさっと汗が付着
している可能性のある部分を拭き取り、すぐに乾いた
ペーパータオルで水分を拭き取りましょう。
エンジェライトやジプサム、セレナイトなどは水に
解ける成分があるとされますので、乾いた布で拭き
取る程度にとどめておいて下さい。


【すっきりとクリーニングしたいなら、中性洗剤を】
汚れを溜め込むと、だんだんと金属部分にくすみが生じて

黒ずんできたり石の部分が曇ってきたりします。
専用のジュエリークリーニング用液もございますが、
メーカーによっては薬液が強すぎて、かえってダメージ
を受けることもございますし、逆に弱いタイプのもの
だと十分に汚れが落ちないこともあります。
そこで、お家にあるもの(もしくは100均などで揃え
られるもの)で簡単に出来るクリーニングをご紹介。


用意するものは、
・中性洗剤(台所用洗剤)
・小さいボウルまたはぐい呑み
・リップブラシ(事前にブラシが含む油分をしっかり落としておく)


まず、洗剤を数滴小さいボウルに入れ、ぬるま湯で薄め
ます。(目安としては、洗剤数滴にぬるま湯100ccぐらい)
そこへ、ジュエリーをそのまま中に浸します。ボウルを
揺すりながらしばらく待つと、じわじわと汚れが浮き上がって

きます。
浸し終わったら、流水でよくすすいで洗剤液をしっかりと
落とし、ペーパータオル等でしっかりと水分を拭き取ります。
浸すだけで十分に汚れが取れないものの場合は、リップ
ブラシに洗剤液を含ませ、優しく汚れを落としてあげて
から流水でしっかりと洗い流して下さい。

※この方法は、あこや真珠・淡水真珠・珊瑚・琥珀・
 エメラルド・オパール、ターコイズ、ラリマー、
 その他多孔質の石や水に弱い石(エンジェライト・
 ジプサム・セレナイト・セレスタイトなど)には
 適用出来ません


なお、当店の商品はいずれも超音波クリーナーによる
クリーニングには適しませんので、絶対にお使いに
ならないようご注意下さいませ。

その他、お手入れ方法で分からないことや、お勧めの
ジュエリークリーナー等、ご質問がございましたら
いつでもお気軽にご相談下さいね(^^)