昨日、入院当初から望んでいたTM病院にお母さんを無事に転院させることが出来ました。

 

入院していたN病院を9時に出発予定でしたが、N病院からTM病院に持っていく書類の作成が遅れたことで、15分ほど遅れて出発し、約1時間ほどかかって途中何事もなく無事にTM病院に到着しました。

 

今回初めて介護タクシーというものを利用したのですが、利用料金が高いとは聞いていましたが、確かに高かったです。

 

 

でも、自家用車での移動は非常に困難でしたので、それを考えればストレッチャーに寝かせたまま移動できたので、とても助かりました。酸素吸入をしたままでしたので、一昨日のTM病院の先生のお話ですと、その状態であれば救急車の利用が可能なので、N病院の看護師さんに相談してみてくださいと言われましたが、私がN病院のI看護師に連絡する前に既にTM病院のW相談員さんが話をしてくれており、N病院では安易な救急車の利用は控えるようにというお達しが出ているということで、I看護師が介護タクシーを手配してくれていました。

 

4月24日の早朝に入院して以来、昨日までの26日間全く口から水分や栄養補給をせず、点滴を刺されただけで放っておかれた状態だったので、相当衰弱しているだろうと思っていたのですが、かなり衰弱はしていましたが、思っていたほどではありませんでした。

 

お母さんを病室に移動させたあと、リハビリの先生からお話があり、「既に人生の終末期を迎えているので、入院中にいつ何が起きてもおかしくない状況です。もし、心肺停止の状態になってしまった場合、蘇生は行いますか?心臓マッサージや管をつないでの人工呼吸器使用を試みても、蘇生することは無いと思います。本人に苦痛を与えるだけです。」と説明され、この先どれだけ生きるかなんて誰にもわからないことなのに、安易に”人生の終末期”などという、患者の家族の心情を全く考慮しない言葉は使って欲しくないと強く思いました。蘇生が望めるレベルでの容態変化であれば延命処置をお願いするということで話はまとまりました。病院ですので、最悪のことを考えておくことで心の準備をしておくという意味合いが強いのでしょうが、何事も起こらなければそれでハッピーエンドですし、その辺の見極めは出来た上での発言と受け止めています。

 

TM病院には昨年暮れの実績から、絶大なる信頼を置いていますので、ここで処置していただいて機能回復が困難となれば、それは素直に受け入れようと思っています。少なくとも、N病院のように、点滴を刺したまま放っておかれるようなことは絶対にあり得ませんから。先ずは胃に長期間何も入れていなかったので、鼻からチューブを入れて、ほんの少しだけ栄養補給を行い、それから嚥下のリハビリに入るとのことでした。胃に少し何かを入れないと、嚥下が出来そうかどうかの見極めが難しいそうです。

 

嚥下のリハビリや起きる、立つ、歩く等のリハビリをきちんと施していただき、昨年末同様、入院前よりも元気になって退院出来ることを心から願っています。

 

 

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