今日仕事でちょっとしたお芝居を観てきたのですが・・・
何だか萌えネタでしたので妄想しました。
快青ですが青子はお姫様、快斗はどっかの庶民の子ども・・・という設定です。
ここから妄想展開・・・
ある日青子がお城での勉強、習い事の日々に嫌気がさして飛び出した城下で快斗と出会います。
ここで二人は意気投合、仲良しに・・・・
でもお姫様と庶民の恋愛はそう簡単にはいかねーよっていう話です。
なんか色々妄想膨らみましたのでちょっとだけ書いてみよ・・・・笑
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もう勉強ばかりの毎日にうんざりです。
青子は自由になります。
探さないで下さい。
青子
そういった置き手紙を残して青子はお城を飛び出した。
だって、もうこんな毎日耐えられない。
決められた事だけをただたんたんとこなしていって。
興味のない事を無理矢理教え込まされて。
どんな時も姫であるという自覚と気品を忘れずに、丁寧な振る舞いを。
そういい聞かされてもう16年の月日が経った。
もっと自由に生きたい。
もっと身近な面白い物に触れて、自分で好きなものを選びたい、見つけたい。
もっと自由に人と会話を楽しんだりしたい。
とにかく全てがもう嫌だった。
気付いたら家臣の目を盗んで城を抜け出していた。
持っているドレスの中でも軽装なものを選んできたけれどやはりドレスで走るのはうまくいかない。
足を前にだすとフリルが足に絡みついて思うように足を動かせない。
パンプスもヒールがあって石につっかかり走りづらい。
何もかもが邪魔しかしない。
「ー・・・っもう!!」
煩わしくなってパンプスを脱いで裸足で走りだす。
慣れない感触に少し痛みを感じるけれど、初めて自由に歩けたような気がして青子は嬉しくなった。
ドレスの裾を持ち上げて息を切らして裸足で走る森。
何度か家臣と一緒に来た事はあったけれど馬車の中から外を観るだけだったり、いつも家臣がまわりにたくさんいて、全く好きに出来た記憶がない。
今まででの感覚とは比べ物にならない位の解放感。
あぁ、これだ。
これを自分は求めていたんだ。
もっと自由でいたい。
「ー・・・青子お嬢様ぁ!!」
そんな時、遠くから自分を呼ぶ声がして驚く。
もう家臣が追ってきたのだ。
「嘘、もう見つかったの??」
律義に置き手紙なんて残すんじゃなかったと慌てる青子。
自分を探す声は少しずつ近付いてきている。
このままでは見つかってしまう。
折角やっと自由を手に入れたと思ったのに。
私はまた囚われるのだ。
何も出来ない悔しさに、自分の非力さに、運命に。
目の奥がジンと熱くなる。
視界もボヤける。
嫌だ!
こんな所で掴まりたくはない。
「・・・・・誰だ?」
ギュッと目をつぶった瞬間すぐそばで聞きなれない低い声が耳に入る。
驚いて目を開くとそこには自分と同じ歳位の青年が立っていた。
「・・・・・・っ。」
少し癖のついた黒い髪に、真っすぐな青い瞳を持った青年に一瞬心奪われる。
胸が何故か跳ねる。
息をする事を忘れかけていた青子ははっと現実を思い出し、口を開いた。
「・・・・・おっお願い!私を隠して!追われてるの!!」
「へ?」
なりふり構っていられず青子はその青年にしがみつき懇願する。
その青子の必死な様子に青年は驚くが少し離れた所から誰かが追ってくる声がするのを耳にし、ただごとではないと感じたのか青子の手を引いて走り出した。
「こっち!!」
「ー・・・・!!」
初めて男性に手を触れられ驚く青子だったが今の自分の事態にそんな事を気にしている余裕はなかった。
森の更に奥の茂みに入り込むと死角となる一角に青子を座らせた。
追手の声がどんどん近付いてくる。
青子の胸はどんどん早鐘を打つ。
本当にすぐそばまで足音も響いてきた。
「いたか?」
お願い。
まだ見つかりたくない。
両手を握り合わせて願う。
その必死さを見ていた青年はどうにか見つからないようにと青子の肩に手をかけ自分の方へと近寄らせる。
その行為に戸惑うが気にしてはいられない。
「いや、この辺りにはいないようだ。」
「一体どこにいったんだ・・・・よし、次はあっちを探すんだ!」
この会話を最後に静けさが戻ってきた。
ホッと身体から力が抜ける。
「行ったみたいだな。」
同時に肩を掴んでくれていた手からも力が抜ける。
「・・・・・そうみたい・・・・あの、ありがとう。」
「いや・・・何に追われているのか知らないけれど・・・これからどうするんだ?」
「・・・・とりあえず街に行きたいの。」
「街?」
「そう、街。私先を急がないと・・・いつまた見つかるかわからないし・・・本当にありがとう。」
そっと立ち上がり一歩足を踏み出そうとした時。
「ちょっと!」
青年に手を掴まれる。
「一人で大丈夫か?」
「・・・平気よ・・・・それに一人でなきゃ意味がないもの。」
そう。
そうでなきゃどうして飛び出したのかわからない。
私はもう誰かに決められた事だけするのは嫌なの。
いつも誰かに守られたお姫様だなんて窮屈すぎる。
全て自分で決めて歩いていきたいの。
「なら、しょうがないけれど・・・・街までの道はわかるのか?」
「えぇ!それは平気!こっちの道を行けばいいんでしょ?」
「それだと森の奥に入るぞ?」
「・・・・・・・あ、違ったあっちだ!!」
「それは街と反対の道・・・っていうか自分が歩いてきた方じゃないのか?」
「・・・・・・・・。」
気まずい空気が流れると青年は息を一つついてから青子の目を見て提案を持ちかけた。
「街まで送るよ、どうせ俺も今から街に行く所だったし。」
「・・・・・・・・・助かるわ。」
青子は自分の無知さに恥ずかしくなり俯いたまま呟いた。
するとー・・・
ポンッ
目の前に青いバラが咲く。
「え?」
「俺、快斗っていうんだ、よろしくな!」
手から青いバラを一瞬で咲かせた快斗という青年は白い歯を見せて笑う。
「・・・・わっ私は青子!すごい!!快斗ってすごいね!!魔法使いみたい!」
青子は快斗のマジックに喜びあっという間に笑顔を取り戻した。
こうして二人は街まで共に歩き始めたのだ。
つづく?
なんか書きはじめたら良くわからない展開に・・・笑
ここまで読んで下さった方・・・
お付き合いありがとうございました~><泣
最後の方なんか疲れて適当。。。。^^笑
お決まりパターン!笑
続きそうで続かなそうなよくわからない位置。
いいねがもし10こえたら続き書いてみよう!笑
これは冒険ストーリーではありません。
ラブです。
ではではおやすみなさい。
ごきげんよう。
kako