もうどれくらい前の事でしょう

「飛鳥へそしてまだ見ぬ子へ」と言う映画を見ました映画

若くして病に倒れこの世を去った医師

井村和清先生の遺稿を映画化した作品です

井村先生役は名高達郎さん

奥様役は竹下景子さん

まだ1歳半だったお嬢さんと

身重だった奥様との別れの日々が

沖縄や富山の美しい風景と共に描かれており

その切なさに号泣したのを覚えていますお願い

この映画がお涙頂戴ではなく

井村先生の医師として人としての愛を

強く訴えていたように思います









映画になる前もその後も

原作本は何度も何度も読みました本

自分が病気になって

心の中で何度もこだまする一節があります









「三つの不幸」
病人にとって大変に苦しいことが三つあると思います。

その一つは病気が治る見込みのないことです。

二つ目はお金がないことです。

三つ目は自分の病気を案じてくれる人がいないことです。









闘病生活が長くなり

今一番感じている事

それは三つ目の不幸

自分の病気を案じてくれる人がいないこと泣くうさぎ








私には息子や叔父・伯母

数少ない友人

そして

ブログを通じて気にかけてくれている方々もいます

それはそれは有難いことお願い

だから

誰一人案じてくれる人がいない

それとは違うけれど

以前も書きましたが

最初に救急搬送された時

重篤な病状だったにもかかわらず

実家の両親・弟

誰も病院を訪ねてくる事もなければ

息子に経過を尋ねてくることもなかった汗

二度目に倒れた時もそれは変わらなかったし

緊急手術となり医療費が高額だったため

支払いの相談をした時も

間髪入れずそんなお金はありません!

そう言ったよねガーン

弟や他の身内に使うお金はあっても

私にはないって事だよねDASH!

息子も相当なこと言われたらしく

その内容は私には話さないけれど

あれ以来

実家の人々とはものすごーく距離をとってるガーン








身寄りがなく天涯孤独での闘病は

どんなに寂しく辛い事か…

それと同じく

肉親がいてもその誰もがなしのつぶて

これって

自分の病気を案じてくれる人がいない

それに匹敵するのではないか…

そんなことが頭から離れない現実がある凝視









日々心穏やかに生活して下さいって

主治医の先生はそうおっしゃいますおやすみ

薬や検査とは別に

それが一番の治療かもと思ったりもする照れ

出来る事ならそうしたいのは山々だけれど

後々

息子が嫌な思いをしなくていいように

実家に赴いて処理したい事

山ほどある

自分のやりたい事はわかっているのに

体力的にそれが出来ないはがゆさと

心に閉まってある思いに

どこで折り合いをつけたらいいのか

ずっと彷徨ったまま









こんな時間をただただ過ごすより

自分を表現する術を失った私に

出来る事は限られているけれど

誰かのために泣いたり笑ったりしていたいニコニコ

のんのんちゃん今まで

ずっとそうして生きてきたじゃんお願い



若干ポジティブになっているように見えるものの

三つ目の不幸は

心の奥底でうごめいているのであったショボーン