まだ6月なのに

梅雨明けか?と思わせる晴天の朝の事

割と早く目が覚めたので

暑くなる前に洗濯を干そうとベランダに出た







この日は妹が荼毘に付される日だった

東京は穏やかな日和だけれど

郷里の空はどんなんだろう

思わずそんな事が思い浮かんだ

空に向かって

○○ちゃん今日でさよならだね泣くうさぎ

そんな言葉が口を衝いた






部屋に戻ろうと振り返った時

壁にものすごく小さな

黄色い点が目に入った

ん?なんだ?

近づいてみてみると

ほんとにほんとに小さい

生まれたてのような


黄色いてんとう虫だったてんとうむし









瞬時に

あっ!妹だ!

そう思った

写メに残しておこうとスマホを向けたら

私の顔めがけて飛んで来て

わっ!って目を閉じた瞬間に

跡形もなくなってたうさぎ







去年のお盆にも

ベランダに黄色いてんとう虫がとまってて

初めて見る虫だったので

ネットで調べたら

亡くなった人が姿を変えて会いに来てる

って書いてあったんだよね

その時は

さして気に止めてなかったけど

あぁこの事か

ってなんだか自然とそう思った汗








黄色いてんとう虫を見つけた時

時計を見たら

荼毘に付される前の

親族との最後の別れの時間ぴったりの時刻だった

とても偶然とは思えなかった







それから1週間が経ち

妹はもうどこにもいなくなったんだなぁ

と、しみじみと思ってたその日

朝、ベッドで新聞読んでたら

ベランダ?でなんか窓にぶつかるような物音がして

明らかにうちのベランダ?だよね

誰か侵入して来てる!?叫び

窓叩いた!?

くらい結構な音だったんだよねあせる







恐る恐るカーテンを開けてみたら














そこには

ものすごーく小さな

見た事のないおなかの黄色い鳥が

身じろぎもせず

じーっと私を見てる

窓を叩いても全く動く様子もなく

何か言いたそうにベランダの地面?に

ちょこんと立ったまま

小さな目でこっちを見てて

かなり長い時間立ちすくんでた







ほんのちょっとだけ目を離したすきに

黄色のことりはベランダの手すりに移動してて

今度はチチチチ・チチチチって

口を大きく開けて元気よく鳴きだしましたわ

よし!ちょっと距離があるから

今度は窓を開けて撮れるわ!



スマホに手をかけたたほんの一瞬の間に

その姿はどこにも見えなくなってましたあせる

さっきまであんなにじっと佇んでいたのに…









黄色のてんとう虫も

黄色のことりも

偶然だったのかもしれません

でも

遠くへ行く前に

私の所へも来てくれたのかもしれない

そう思っています












※これは去年のお盆にブログに載せたものです

 先日のは

 これより一回り小さくて

 もっと色鮮やかでした