またもや、今更UP案件です
レオ君中1。
入学して10日ほどした日のこと、甥“ボー(中1)”の母である私の妹“ロロ”が 神妙な顔をしてわざわざ家に来ました。
「あのさ…レオのこと、聞いてる?」
「え?…何?」
ロロの話によると、
レオ君のクラスの終わりの会が
めちゃくちゃ時間が掛かった日があって。
それがレオ君が【配り係】の仕事を
忘れていたせいでそうなって。
それが問題になっている…的な。
え?………知らん
ボーが心配して、ロロに相談したとのことでした。
それが、皆がそんな雰囲気になっているのか 誰かがめちゃくちゃ怒っているのを見たのか…詳細はわかりませんでした。
ですが、ロロが神妙な顔で来るくらい ボーが「ヤバい!」と感じたのかな…と思いました。
そこで思い出すのが幼稚園の頃。
レオ君からの切ないほどの“助けて!”のサインに気付かなかった私。
「あいつキラーイ」は誰かの胸の中から飛び出てしまうと伝染し、たくさんの人も同じ目で見始め、それをぶつけてもいいとさえなり、本人が感じるほどに ぶつけ始める人も出てくる。
2年生の時の【皆に囲まれて蹴られた】という経験は 本当にあったのか先生からは確認できなかったけど、今でもレオ君の胸の中にはあるようなので、おそらく本当にあったのだと思います。今でも【誰にされたことなのか】は言わないけどね…
今回のことは、今のところレオ君からサインが出てはいませんでしたが、今度こそ助けたいと思いました。たくさんの人に「あいつ…あかんよな?」が伝染する前に断ち切りたいと。
なので、翌日に担任の先生にお会いしたいと伝えると、先生はその日の放課後に時間を取ってくれて お話できました。
この先生の対応は早かった!
先生の話によると、
クラスにそんな雰囲気は無かったですけどね…
それにその日は配り係の初めての日で
不具合があってもしょうがないこと
だったんですよ
それを皆に説明もしましたしね…
確かにブーブー言う子もいましたが
険悪な感じではありませんでした
影でそんなことを言うやつがいるなら
教えてほしいくらいです!
ほー…そうなのか。
ま、私もロロからの又聞きなので何とも言えず…
それでもお願いしたいことがあったので伝えました。
「先生、誰でも失敗はあるのでしょうがないこと
お互い様なことであることはよくわかりますが、
それでも、もしレオが失敗した時には
ちゃんと謝らせてほしいんです!
そういうとこ抜けてしまうので…」
あかんことをしたら誠心誠意まずは謝ることで、人間関係というのは棘にならずに収まると思いません?
初めてのことでしょうがないとしても、失敗は失敗で迷惑は掛けている。なので、まずは謝り、急いでリカバーしようとすることで誠意が伝わり丸く収まると思うんです。
そうした人間関係を円滑に保つためのちょっとしたスキルみたいなものを、レオ君には学んで身につけてほしいんです。
先生は「えー?そこまでせなあきませんかね…」と言ってましたが、今回に限った話ではなく 将来を見据えて学ばせたいんだと話すと、最終的に、
「お母さんの気持ちはわかりました。
心に留めておきます。」
と言ってくれました。
レオ君の配り係の仕事は、それから失敗することなくやれているそうです。習慣化したようですね
先生は更に、
「配り係に行くついでに、
コレをコピーしてきてくれる?」
とレオ君を頼ってくれました。
レオ君はちゃんとこなすことができ、大きな自信になったようです
先生、ありがとー
そして後日、ボーに直接聞いたのですが、誰かが怒っていたわけではなく ボーがレオ君のイトコだと知っている子が「ボーは聞きたくないかもしれんけど…」って、レオ君ができない色々なことを教えてくれたみたいです。心配して。
なので、その子もまたレオ君の味方になってくれる子であろうと思い、『レオ君が困った時に頼るお友達リスト』に入れました
しかし…『レオ君ができないこと』って、目立つのかな?
「他の子も失敗はしてるし、レオ君のことが特別なことではありません」って、先生は言ってたのだけれど…
そしてまぁ…また思い出すよね。
幼稚園の頃、お友達が意地悪な顔をして「レオ君はコレもできひんよ!」って 私に毎日教えてくれたなぁ…
トイレがうまく出来なかったレオ君は 「お尻が出てる!」ってからかわれて、その子達にお尻を叩かれてたなぁ…
幼稚園でのそんな状況を心配しましたが、その時レオ君は「大丈夫。みんな教えてくれてるだけやから…」と言ってました。
この時はまだ幼稚園は何もしてくれなかったな…
うちの幼稚園児が相手のことを考えてこの言葉を言えるねんから、相手の子達だって やられてる方の気持ちも考えられたやろと先生の対応に疑念。今でもしつこく思ってます。
んでやはり最終的に、一人の子はエスカレートしていき ストレスのはけ口のようにレオ君にぶつけ始め 幼稚園に行けなくなったわけですけども…
そこでやっと幼稚園は動いた そんなもんなのかもね。
ボーにもリン君にも、レオ君が「助けてほしい」と来た時には手を貸してやってほしいと頼んでいるし、カンちゃんやボルト君もきっと助けてくれる。
でも、中学校での躓きはなかなかの重症になりかねないからね。
本人や先生から 中学生活の状況の把握はできないだろうと思うので、参観やスーパーで会った 私が“この人なら…”と見込んだママとLINEの交換もお願いしました。「何か“ヤバイ!”と思うことを聞いたら教えて」と。
ボーは、こないだの『音楽の試験放棄(?)』のことも心配して、夜に「テストのこと、知ってる?」とLINEをくれました。
気にかけてもらえてほんとにありがたい
今度、お礼言っとこ〜
はいはい。またしても“事件”というほどのことではありませんでした。
でも、事件になるのは“なってから”の認定でありまして、未遂に終わると取り越し苦労となるものでしょ?
先生は「こんなの、電話でもよかったのに〜」って言ってたけど、取り越し苦労でも担任の先生には伝えることが大事なのではないか…と思います。レオ君に対する見方が変わるやろうからね。
そして、私の想いや心配も伝わってると信じて…
会いに行ってよかったかなぁ
ちょっと気になるかもしれない【レオ君のサイン】の後日談はこちら。
この時は、これでいいと思いました。
今も、確かにたくさんのお母さん達も交えて大きく問題にするのはやり過ぎだと思います。
でも、子供達だけに 誰のこととも言わず皆に対して、「意地悪をするのはいけないことです。誰にでもできないことや苦手なことはあります。相手の気持ちを考える練習をしていきましょう!」くらい言ってくれてもよかったんじゃない?と思っています。
リン君とはその後もあまり接点なくきましたが、彼は今でもカッコよく レオ君の憧れです