レオ君、ピカピカの中学1年生。
楽しみな中学生活!
から1週間で一転 バタバタしております
まぁ…もう不安な私なのですが……
レオ君は支援学級に通っています。
悩みましたけどね… 支援学級に在席するかどうかで、その先の進学にまで影響しますから。
というのも、支援学級に在籍をすると内申が付かなくなるんですよね。
レオ君は今のところ、小学校からの引き続きで 国語と数学が支援学級で学ぶので、それに関しては成績は『−』です。
『1』でもない『−』。評定無し。
公立高校を受験するのに 1年生から評定が要るらしいので、つまり中学に入った時点で、一般的な高校の普通科への進学はまず無理 ということになるのかなぁ…と。
しかし背伸びをさせて、内申のために なんかよくわからないままただ座って授業を受けても レオ君のためにはならんやろうし、テストの点数も取れないやろうから どちらにしろ進学が難しく意味ない気もするし。
それに聞いたことがあるんですけど、ほんとにほんとに頑張って背伸びした高校にぎりぎり合格した子が居て。
その努力は本当に素晴らしいことなんやけどね、入った高校でまた精一杯の努力をし続けた結果パンクしてしまい、退学しちゃった…みたいな。
それはそれで、後々『良い経験』となるのかもしれないけど、なかなかしんどいよねぇ……
そして何より本人が希望するので、『よし!支援学級で頑張ろう!』となったわけですけども。
そしてそんな中途半端なまま入学式。
幼稚園の時に一緒だったママに会いました。そちらのお子さん“パス君”も確か、別の小学校の支援学級生だったはず…
「うちはもう支援学級はやめたわ。
通級にお願いすることにしてん。
それでやってみてダメなら、
支援学級に戻すねんけど…」
実はパス君のお姉ちゃんが支援学級に通ってて、卒業し高校へ進学しました。
その頃の制度では評定『−』は無く、支援学級生も提出物をキチンと出していれば どんなにテストの点数が悪くても内申『3』はもらえたそうです。なので、普通の高校に行けた…と。
でも今の制度では『−』になってしまうから、まずは通級で挑戦してみる!とのことでした。
ふむふむ、なるほど…
ここで私の不安が急に膨張!
このまま『支援学級』で
レオ君はバスの運転手になれるのだろうか…
いくら学歴不問でも『支援』の文字がチラつくと
難しいのではないか……
普通の高校卒じゃないと…無理?
レオ君の将来の夢は、今はバスの運転手です。
ちなみに幼稚園の時は『ドクターイエローの運転手』
知ってはいたけど、私が思うよりも真剣であることに 卒業文集で知ったわけです。
もちろん、夢はその時その時で変わるのかもしれないけど、夢が無い人が多い中 ちゃんと見つけられることは素敵なことだと思います。
夢が変われば、その度に指針を変えたらいいと思っています。
本当にやりたいことを見つけた時に すぐに方向転換ができるよう、なるべく学歴を上げ選択できる幅を持たせておきたいのが親っちゅうもんですよね。
うちは学歴は難しそうだけど、せめて支援の文字を見えないようにしておきたいわけです。
先方に先入観を持たれたり、何もしないうちにそれだけで振り落とされないようにしたいので…
その不安を、旦那様“パンジャ君”に話すと…
「だから俺は支援学級を反対したんやんけ。
俺はめっちゃアホやし、成績も悪かったけど
中学生活は楽しかったし、高校にも行ったで?
それを、あんたが『あかん!』って言うたんやろ?
何もわからんままただ3年間過ごすのは
かわいそうとかなんとか言うて…」
確かにそうなんですけど…
でも、3年も何も学ばず欠点ばかり取って
逃げ場もないまま過ごすのは辛くないかな…
パンジャ君と違ってレオ君は、
運動が苦手で友達も少ない
中学生活、何を楽しみに通うのかな…
小学校での支援学級は、レオ君の逃げ場であり安全地帯でした。だからこそ彼自身も「支援学級に行きたい!」と言うわけで…
そこで、パンジャ君に支援学級の先生の話を聞いてもらいたいと思いました。私からの又聞きでは、私の想いが乗り偏った報告になっているだろうと思うので。
今、レオ君の人生においてのとてもとても大きな分岐点に居るような気がするし、今さら感のある相談ではありますが、両親で話を聞き 本当にレオ君に必要なことをしっかり確認したい…と。
なので、支援学級の先生に、
相談したいことがあるので
お時間をいただけませんか?
急ぐわけではないので
『4月中に…』くらいでいかがでしょうか?
と、連絡帳に書きました。
小学校では、連絡をすると申し訳ないほど素早く 即日対応してくれていたので、2週間ほどですが余裕をもってお願いしたつもりでした。
すごく急がないけど、もし支援を外すなら なるべく早い方がいいよね。
しかし先生からの返事は…
2者?3者?どちらですか?
個人懇談をご希望ということでしょうか?
日程はこちらで決めさせて下さい
しかし4月中というのは難しいですが
………………んまぁ…
ご迷惑なのかな?という印象です。
4月中が無理ならGWに入るわけやし、5月の半ば?今相談したいことが1ヶ月待ち?うーん……
私の勝手な思い込みなんですが、相談をお願いすると、先生の仕事の合間のどこかに都合をつけて差し込んでくれるんだと思っていました。
しかし今回は、先生の仕事の1番後ろに並んだ感じがして、なんだかなぁ…と。
中学では、先生を頼りにするのは違うんかなぁ…と。
パンジャ君の印象も、
「やっぱ中学では小学校の様に
何でも相談ってあかんのちゃう?
やりたいことをちゃんと決めてから、
学校にこう動いてほしいってことを
伝えなあかんのかも。
甘えすぎなんかもなぁ…」
そこで、レオ君がまだ寝ている間にパンジャ君と再度話し合いました。その材料にするための相談やってんけどね。
でもよーく話すと、先生の話を聞かなくとも 両親で同じ想いに辿り着きました。
パンジャ君的には、
学生であるのはおそらくあと6年
その後の社会人期間は40年以上ある
だから、この分岐点は
40年を見据えたものにすべきと違う?
俺はすごいアホやけど、普通に就職できたし、
生活していけるだけの収入は得てるよ
私的には、
今のレオ君は支援学級を望んでいる
『こうなってしまうかもしれない』
という可能性は
『こうならないかもしれない』
という可能性もある
なので、今の彼の望みを通すべきでは?
でも…でも……パンジャ君の言うことはよーくわかる。
すごく大事な分岐点。だから相談したかった…
そして、最終的に
んじゃあさ、その6年と40年
重みはどうなんよ
これに関して二人共、
いや、それは…一緒やろ!
この6年はそれくらい重い!
人生のベースを今作ってるに違いない
とても貴重な6年は 楽しく過ごすべき
本人の望む場所で 本人の望む形で過ごすべき
なら、やっぱ支援学級やな!
なーんやそれ!なんですが、ここでレオ君が起きてきて、
「話が聞こえてたよ」
レオ君も交えて話すと、やはりレオ君は
支援学級が好きだからそこに居たい
勉強も、欠点ばかりでは恥ずかしいもん
勉強がわかるようにもなりたい
かといって、全て支援学級で学ぶのではなく
たくさんの友達の中にも居たい
まぁつまり、現状維持希望。
なので なる早感も無くなり、相談は遠慮しました。
またちゃんとした個人懇談があるやろうし、その時に将来に向けての疑問を聞けばいいかと。
この話ね、『この中学ではこんなもん』なのか 妹や他のママさんにも聞いてみました。
すると、
「んまぁ…先生によるよ。
熱心な先生に当たると
話もよく聞いてくれるし 対応もしてくれる。
そうじゃないと、
先生の判断以外は受け付けないようなこともあるし
子供自身の意見も聞いてくれない人も居るよ。
しかし、それだけ待たされるのは…
ちょっと酷く感じるかな…」
妹は、
「結局、子供を守れるのは親だけ
って痛感する場所…かな」
ふむふむ。そんなものなのか。
それを踏まえた上で、うまく先生と付き合い 動いてもらえるようもっていくものみたいです。少なくとも我が校では。
この話はとりあえず一件落着したのですが、支援学級の先生への信頼度は 今んとこ無くなりました。
独自に動いて情報収集と、対応をしております。
もうすでに問題が2つほど起こりまして、普通学級の担任の先生とはすぐに面談を取り付けてもらえたので即日お話させてもらいました。
この2つの問題に関してはすぐに動かなあかんと思ったのでね。今までの経験も踏まえ、今度こそ早め早めの対応を、と思ったし。
中学では 先生だけを頼りにするのはどうやら違うみたいなので、そのためのネットワークも広げつつあり…
ま、忙しくしております
レオ君の乳歯が、とうとう無くなりました〜
ティースケースに、20本のかわいい歯が全て揃いました
コレは、将来のもしもの時に レオ君の命を救うかもしれない。
『医学の発展とともに乳歯の細胞が医療に役立つ可能性がある』と聞いて、成長の記録も兼ねて始めました
ミッションコンプリート!
レオ君、大切に持っておくんだよ