次の日も早起きしてトールの丘に朝日を見に行こう!
とはりきって眠りました。
朝、4時過ぎに起きて、出かける準備をし、
外を見ると、どんより曇り空・・・・
一緒に行く予定だったみちよさんも
「今日はやめておきます。」と連絡が。
でも、私と洋子さんは
全然やめる気配はなく、
元気に出かけました。
「朝日は見れないかもしれないね。」
冷静に考えると、今日は無理でしょ、という
お天気だったにも関わらず
テンションがハイで気づいてなかったのか
睡眠が短くて判断能力にかけていたのか・・・・?
とにかく期待を持って出かけて行きました。
ところが、霧雨のような雨が降り始め
どんどん登って行く私たちを囲むように
霧が発生し始めました。
昨日は見えていた塔が今日は霧で見えません。
振り返ると
昨日は眼下に街の景色が広がっていたのに
それすら見えなくなってしまってました。
だんだん怖くなって
「怖いー」
と叫ぶ私に
「大丈夫よ!」と言って
洋子さんが手を引いてくださいました。
洋子さんありがとう
現世では私が数ヶ月年上ですが
過去生ではきっと洋子さんが私の姉だったに違いない。
勇気を出して登って行き
やっと塔が見えてきたのに
今度は別の問題が
塔までの石段に
羊が一頭ずつ
横たわっているじゃないですか
頂上付近まで、ずーっと
整列されていました
ガーン
これでは登れない・・・・
私はとっても悲しい気持ちになってきました・・・
楽しみにしていたのに
今日のこの天気
やっと到達しそうだなと思ったら
沢山の障害・・・
私のこれからの人生、前途多難なのかな?
と悲しい気持ちになりながら・・・・
ひとまず、中腹にあるベンチまで降りてしまいました。
「30分ぐらいしたら、霧も晴れてくるかもしれないね。」
と洋子さんと二人で
ベンチに腰掛けて待つことにしました。
心細く、座っていると
下の方から
ひとりの女性が登ってきました。
どんどん勢いよく、
しかも長めのスカートを
ひらひら風になびかせながら
軽やかに登ってくるではありませんか!
あっという間に私たちのところに来て
前を通り過ぎようとした時
洋子さんが
「羊が石段にいて登れないですよ。」的なことを
英語で声かけしてくださいました。
すると女性は
「羊は人が近づくとどいてくれるから大丈夫よ。」的なことを
おっしゃったそうです。
どんどん登って行くその女性。
「あの人の後について行こう!」
と私と洋子さんは立ち上がり
女性に続き
再び石段を登り始めました。
羊さんには申し訳ないけど
移動していただき
ついに塔に到着しました!
さっそうと登りきった女性の後に続き
洋子さんが塔をくぐり、
続いて私も
塔でアファメーションして
くぐり抜けると
右側に
塔にもたれかかって、さっきの女性が。
私が到着したのを
見届けるかのように
私の顔を見て
「クスッ」
と笑ったかと思うと
登って来た道でなく
すぐに塔の脇道を降りて行き
いなくなってしまいました。
「ラファエル」
私にはそう聞こえましたが
ラファエルって癒しの天使さんだよね?
なぜにここへ???
なんとも謎に包まれた感じが残りましたが
どちらにしても
一旦、登るのを諦めかけた私たちを
導くためにやって来た妖精さんだったに違いない。
私たちが最初かと思いきや
ひとり
さっきとはまた別の女性が
先客でいらっしゃいました。
リュックを背負って
バックパッカーさんのようでした。
それにしても
こんな早朝
こんな悪天候ゆえ怖い道を
ひとりで登って来たのかな?
やっと薄っすら
朝日が見えて来ました、笑
「おめでとう、よく登ったね」
すごい笑顔で褒められた、笑笑
やったじゃん。
さて、降りるとするか。
帰り道、今度は黒いTシャツを着た男性が
私たちを通り越して行った。
「ハロー」
っと言った。
こんな朝早く(きっとまだ6時くらい)
グッドモーニングじゃないの?
とか、
男の人、塔にいなかったよね
とか、
あと、なんとなく
フレンドリーな雰囲気ではなく
威圧感のある様子に
私は違和感を感じました。
洋子さんに
あの人なんだろう?
って言ってみたら
「今まで女性しか会わなかったし、女性性だけじゃなくて
男性性も必要ってことじゃない?」
とのこと。
その時は
「そうか」
と妙に納得したのだけれど
私はその後も
その人のことが気になった。
日本に帰ってきてから、ふと
「あの黒いTシャツの男性こそマーリンだったんっじゃないかな?」
って勝手に思いました。
下りて来ました。
随分霧が晴れたよ。
昨夜も生まれ変わったと思ったけど
この日、本当に生まれ変わった気がした私でした。
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