恐れや焦りという人間の感情を読者に文章で伝え、

登場人物と全く同じ気持ちにさせる東野圭吾の上手さに驚かされます。

主人公、前原昭夫に自分がなってしまうのですから、

早く心の重しをどけてしまいたい気持ちでいっぱいになります。

自分が助けて欲しいばっかりに、

あっという間に最終ページに連れていかれます。


 怖いの一言でした。

ごく普通の家庭に起こりえる怖さ、

実際に起きてしまった後の怖さ、

加賀恭一郎の人の心と真面目にぶつかる誠実さが

ストーリーをより知的に仕上げていました。

久々に時間を忘れ、一気読みした本です。


赤い指 (講談社文庫)/東野 圭吾
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