ジョーク？それとも侮辱？

誰だってジョークを言うときはある。

それは時に皮肉が混じっていても、聞いた人をクスッと笑わせるようなその場を和ませるようなものだからこそジョークといえるんだと思う。

でも私の彼はよく、差別的な発言ともとれるジョークを笑いながら言う。たまにその皮肉な言い回しが面白いと思うときもあるけど大概は不快な気持ちになるものばかり。

特に、日本の事やアジア人をバカにしたような発言、私の事を侮辱してるような発言は本当に悲しくなる。例えば、

・日本は自由がないところがサウジアラビアとか中東の国と習慣が似てるよね。ジョークだけどね ;)

・日本で僕の気持ちを本当に理解してくれるのはTさんだけだよ( Tさんは彼が日本に居た時にお世話になったホームステイ先のホスト) もちろんジョークだけどね ;)

ここに言われたこと全てを挙げたらキリがない。

私があんまりそういう冗談好きじゃないって言ったら、

「この前一緒にいた時には君はawesomeだったのに、今は日本のシリアスな堅苦しい世界に染まっちゃたんだね。こういうジョークを言い合うのはヨーロッパでは普通だし友達ともこんな風に話すのが普通だよ。そんなに嫌いなら簡単なことだよ。僕が一切ジョークを言わなければいいんでしょ？」

んー....私はもっとそういうジョークに寛容にならないといけないの？ 笑ってやり過ごすのが普通なの？ ヨーロッパの人はそんなに人を傷付けるようなジョークを言うの？しかも嫌がる彼女に対して。

少なくとも、私のフランス人の友達はジョークを言うのが好きだけど、ユーモアに溢れたジョークだから私はそれに対して一度も不快になったことはない。

よくチャットをするアメリカの友達に相談したら、

「それは君のことをリスペクトしていない発言だし、これからも彼はリスペクトしないと思う。どうしてまだ付き合ってるの？ あなたは賢くてとても優しい女性だよ。だからあなたが傷付く必要はないし、彼と今後どうしていくか真剣に考えた方がいいと思うよ。」

って慰めてくれた。今後、彼の性格が大きく変わるとは思えないし、彼自身も、自分は変われないし変わろうと思わないって発言をしていた。

それでも、たまに彼から優しい言葉を言われると、出会った頃の優しい彼を思い出して、まだ私は彼のことが好きなのかな...と思いとどまったりするんだけど

でも最近は自分の気持ちが冷めてきた気がする。

出会った頃にはあった"美化フィルター"が無くなって、将来を共に過ごしたいパートナーはこの人ではないと思うようになってきた。

だって、人を侮辱したり、遠距離恋愛なのに連絡もろくにしてこない人(また別の問題)は嫌いだもん 

この先どうなるかわからないけど、傲慢にならない程度に、嫌な事は嫌ってちゃんと伝えるようにする。それでも価値観の違いでどちらかが妥協できなければそれまでの話だと割り切っていこうと思う。つまり、さよならを言おうと思う。