※過去の回想です。


乳がん 右乳房全摘➕ティッシュエキスパンダー挿入の入院の記録です。


担当看護師と一緒に点滴をカラカラ転がしながら

歩いて手術室へ。


よくドラマなんかでベッドごと寝たまま手術室へ

入るのかと思ったらなんと自分で歩いていくのですね。


ちなみにコロナの影響か家族の待機や付き添いは

できなく、手術の結果は電話でしてくれることになってます。


まあ無駄に待機してもらっても大変だし、まあ

命に関わるような手術でもないしそのほうがお互い気楽かも。


手術室へ入ると不織布のシャワーキャップのようなものを被るように指示される。


麻酔科の担当とご挨拶し、手術台へ。

ふかふかの温かい台でした。

手術室はいわゆるドラマで見るような感じのイメージではないですが、頭上には大きなライトが。


台に寝転がり、麻酔の点滴が入ります。

眠くなるお薬入れまーす。

薬が入る時腕に冷やっとする感覚がしたなと思った

後は記憶がありません。


その後夢を見ていました。

なんと仕事をしている夢照れ

担当している商品を手配していました爆笑

あ〜 なんか仕事している〜と思っていたら


◯◯さーん、手術終わりましたよ


という声で気が付きました。

病棟担当の医師が転移はありませんでしたと

いう声をぼんやり聞いて、まだはっきり覚め切らない感じでありがとうございましたとお礼を言ったような言わなかったような。


あ、そうだ私手術受けていたんだったチュー

とその時仕事をしていたのは夢だと思いました。


全身麻酔はワープするというのは本当でした。

意識が遠のき気づいたら手術が終わっている感じです。

実際は4時間ちょっとかかっているんですけどね。

私が眠っている間に先生たちが頑張ってくれてるんですけどね。

すごいなーと改めて思いました。


エレベーターに乗った記憶はありませんが

回復室に帰ってきましたよーという看護師さんの声。


あ〜、終わったんだとぼーっとする中で思いました。

気持ち悪くないですか?と聞かれたけど気持ち悪くならず、寒さなども感じませんでした。


この回復室で水などが飲めるのは3時間後。

その間、手足の指を取りつかれたように

グーとパーを何度もやってました。


痛み止めの点滴も入っているので痛みを感じることもなく。恐れていたより楽だなという印象です。


ただ口の中がネバネバして早くお水を飲みたい。

体も心電図や脈を図る機械やら、尿管やらいろいろ

繋がれていて身動きができない。


ただ天井を見上げながら過ごす3時間はまあまあ辛い。


やっと水が飲めたのは21時すぎ。

このまま回復室で朝まで過ごす。


ちょうど形成外科の先生が当直の日とのことで

2時間おきぐらいに先生と看護師さんが交互に傷の状態をチェックしに来てくれ気分的に安心でした。


夜中になると傷よりもずっと寝ていたせいか、背中が痛くなりそれが辛くて膝を立ててお尻を浮かせて

体制を少しずらしたりして痛みを逃そうとするが

背中の痛みはずっと取れなかった。


右腕は固定されたまま

左腕は点滴しているので、曲げると点滴が落ちづらくなるとかでペットボトルにストローさしたものを時々飲むけれどそれも一苦労。

さらに体制をずらす振動でベッド脇に立てているペットボトルが何度も倒れたがそれを起こすのも大変。


うとうとしても、背中の痛みとわずかな傷の痛みと

時々傷チェックで胸帯を開けられたりで

寝たかどうかわからないまま夜があけました。