先週、日本を騒がせていたあのムッシュー(男性)といえば!
ええ、ムッシューモリ!!!
元森首相の女性差別発言。
ニュース、ご覧になっていらっしゃいました?
まあもはや、日本の、あの世代の男性、
女性差別があるのは、もう当たり前!
ですよね・・・
ムッとしながらも、『またあ?もう・・・』
ちょっと諦め気分も。
でもね、あらためて見た
ランキングの数字には、衝撃を受けました。
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世界経済フォーラム(WEF)による
各国のジェンダー不平等状況を分析した
「世界ジェンダー・ギャップ報告書
(Global Gender Gap Report)2020」
この報告書で毎年発表している
「ジェンダー・ギャップ指数(Gender Gap Index:GGI)」
対象は、世界153カ国。
ジェンダー格差が少ない順に
ランキングされています。
※ 括弧内は昨年順位
- アイスランド(1)
- ノルウェー(2)
- フィンランド(4)
- スウェーデン(3)
- ニカラグア(5)
- ニュージーランド(7)
- アイルランド(9)
- スペイン(29)
- ルワンダ(6)
- ドイツ(14)
- ラトビア(17)
- ナミビア(14)
- コスタリカ(22)
- デンマーク(15)
- フランス(18)
- フィリピン(24)
- 南アフリカ(19)
- スイス(20)
- カナダ(16)
- アルバニア(34)
さて・・・
日本は・・・?
121位!
英国21位、
米国53位、
イタリア76位、
日本は G7の中で、圧倒的に最下位!
ちなみに・・・
中国は106位、韓国は108位で、
日本よりも上!
です。
ちょっと、ちょっと!
・・・悲しすぎ!
でも、私たちの愛する祖国、日本って、
こうなんです。
女性の国会議員こそ少なく、それもまた、
気になることだけれど、
アスリートにせよ、芸能人にせよ、
女性の社会進出、華々しく見えますよね。
結婚して、子供がいても、
社会の第一線で、働いている人もたくさんいるように見える。
表面上は。
けれど、これが現実です。
知らない国のことはわからないけれど、
今わたしが住んでいるフランスと日本。
世界15位のフランスと121位の日本
のことなら、ちょっとわかる。
いちばんの違いは・・・
お金に対する考え方!
男女差別の問題で、
いちばん変えていかなければいけないのは、
ココだと思います!
うちは、日本人夫ですが、
友人のフランス人のカレや、旦那様について、
昔からよーくよーく聞くのが、
フランス人男性のお金の価値観
揃いも揃って、
シビアだと、云います。
(口の悪い人は、ケチだとも!)
これは、世代によってもかなり違いますが、
フランス人男性は、
奥さんの権利を対等に認めるし、
心からリスペクトする(大事にする)代わりに、
奥さんにも経済的な責任、役割を求めます。
つまり・・・
しっかり働いて、稼いでね!
ということ。
『奥さんにも、等しく家計を担ってもらいたい。』
それが当然、なのです。
しかし、
日本の男性は、その意識が薄い!
そして、日本の女性も、
女性が家計を担うという意識は、著しく薄いです。
日本では、
結婚したら、男が養うのが当然。
この意識が、
男女ともに根強い!!!
しかし、
わたしが暮らしたことのある
イギリスやアメリカでは、
奥さんの方がバリバリ働いている(稼いでいる)ご家庭も
たくさんありました!
(ちなみに、マレーシアは、アジアだし、イスラムだし、
男女差別はすごくあります。)
アメリカにいた頃、
息子の同級生のご家庭では、
奥さんがメインにお仕事をされてていて、パパが家事や子育てをされている、
というケースをいくつも目にしました。
男女、夫婦がうまくゆく、ゆかない、のは、
お金の問題が密接に関係してきます!
日本女性に足りないのは、
お金に対する本気度
わたしが見ている限り、
仕事をされている独身女性は、
NISA(ニーサ)や、外貨を買ったり、不動産セミナーに行ったり。
お金に対して真剣さが見えます。
でも、結婚すると、女性は、どうしても、
どこか、男性に依存してしまいます。
いまは、わたしも仕事をしていて、
ありがたくも、それなりの収入がありますが、
働かないと家族が露頭に迷う、という切実さはありません。
ここが甘い、と思われるでしょう。
しかし、
わたしのように、子供もいて、家事もしなくてはいけなくて、
となると、収入のことは二の次になりがち。
わたしも含め、
こういう考え方のワーママは、
日本には、無数にいます。
けれども、
男性と平等に扱われたい
しかし、女性は出産があるので、
平等に働きたくても働けないことも
大いに関係しています。
そのサポートがないことが、日本の一番の問題
ですね。
(ああ、結局、これに尽きます
少子化、保育園問題、男女差別は、問題は全て同じなんです)
でも、まずは、
わたしたち女性の意識を変えてゆく
お金に対する危機意識
さらには、
お金を増やす意識
女性がもっとお金を動かそう!
わたしは、証券と銀行にいた時、
金融先進国であるアメリカの投資意識の高さについて
叩き込まれました。
主婦でも学生でも、投資をする国、アメリカ。
そのアメリカ発、
お金の基本図書と呼ばれている
世界的ベストセラーの
『金持ち父さん 貧乏父さん』
ってご存じですか?
かなりのロングセラーですよね!
わたしもなんども読みました。
この『金持ち父さん貧乏父さん』には
お父さんが子供たちにお金のレッスンをしながら
お金の哲学を教えてくれている本です。
アメリカでは
お金の教育が子供のころからされているのが当たり前。
もちろん、
女性もです