『書店主フィクリーのものがたり』
ガブリエル・ゼヴィン 著
小尾芙佐 訳
図書館にて海外作家さんの本棚で、本のタイトルに惹かれて手に取った本でした。本の装丁が目にとまったのではなく、本のタイトルに惹かれたのです。
第一部と第二部の二部構成で、各章の扉で主人公の書店主フィクリーによる、短編小説の紹介が書かれているのが面白いです。そう、たとえばまるでメインディッシュの前菜のように。章の扉の短編小説の紹介を読むだけでも、その章を読みすすめるのが楽しくなります。
目次にさらりと目を通すだけでも、読みはじめるのが楽しみになりますね
各章の扉になっている、短編小説を読んでみたくなりますし、またそこから読書の醍醐味が広がる気がいたします📖✨
おそらくそれは米国でも似たようなものでしょうが、今はすっかり珍しくもなってしまった様な、街角の本屋さん。その一角で催される読書会や作家のサインイベントや読者との交流……図書館や本屋さんなど、本に囲まれた場所が落ち着くというような本好きなら誰もが行ってみたくなる本屋さん。
予想外のラストの展開はせつなかったけれど、また読み返したくなる一冊です。
久しぶりにとても心地よい読書タイムを満喫できました📖✨✨
ありがとう、ありがとう、ありがとう💖
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