昨日は、ありえないほどに眠り続けてしまいました。
起きたら夕方…(; ̄O ̄)
人って、そんなに眠れるんですね…。
手術の後でさえ、全然眠れなかったのに。


さて、去年の10月第4土曜日、日にちでいえば本日10月26日に
内視鏡検査後初の外来診察を受けてきました。

本来、水曜に行くべきところを、
少しゆっくり考えたくて延期にしたアレです。

常勤の内科医のところでまず診察。

気を使ってなのか、不慣れだからなのか、「大腸がん」と言えないドクター。

とにかく手術を急ぐべきと、外科医の診察に回そうとするばかり。

だったら、最初から外科医でいいのに。

ほして、外科の先生のところで改めて診察。

よくあるように、大腸の図を描いて、この辺に腫瘍があって…という説明をしてくれました。

ステージというのは術後に決まるもので、それも深さによって、ということで、図で説明。

やっぱり、最初から外科の先生で良かったじゃん!!

でも、あまりに手術を急かされるのが嫌で、
あと、さっきの内科医の態度にも不信感で、
とりあえず、半分嘘泣きをしました(爆)


なんか、ゆっくり考えたいっていうか…。

考えてもしょうがないんだけど、
この病院でどうこうするという返事をこの場でするのが嫌で、
(だって、この段階では正式に検査の結果が出ていたわけじゃないし、
そういう話が出ると思って、あれこれ準備してきてない!)
それで、メソメソ泣いて、時間稼ぎをして
どうお答えすべきか、その場で少し考えました。

とにかく、家族に相談しないと、手術をするとかしないとか決められない、と答えたと思います。

こちらの先生は本当に良い先生だったので
腸閉塞が危ぶまれるようだったら、こちらの先生にお任せするか、と、家族の総意として決まりました。


でも、こちらの病院では化学療法を受けられないということをいつもの先生から伺っていました。

なので、今になって思うと、
あの大きさのがん患者に対して、化学療法のことを抜きに手術の話を勧めてくるって
それはそれですごいなというか、無責任な話だなと思いました。

術前のCTで転移が見つかったら、どうするつもりだったのでしょう??
(8月の画像があったから大丈夫と踏んでいたのか?)


ともあれ、ここからの数日間は本当に慌ただしく過ぎ、現在通う病院に落ち着きました。


が、しかし、
そもそも、私には、体にメスを入れたくないという、病院選びの前に乗り越えなきゃいけない壁がありまして、
それは、いろんな先生とのお話の中で少しずつクリアしていきましたが、やはりかなり抵抗がありました。

今は腹腔鏡手術もあって…とおっしゃる人もいるかもしれないけど、こういうのは理屈じゃないんです。

無論、切るとがんが飛び散るからとか、そういう理由で抵抗していたわけでもない。

ピアスも開けられないくらい、体を人為的に傷付けたくない派なので、理屈じゃなく嫌だった。


でも、とにかく腸閉塞を避けなきゃいけないと優先順位が定まってきたこと、
大腸はわりと単純な臓器のようだからいいか、と思えてきたこと、
何より、あの近藤誠氏が「大腸がんには手術」と、90年代に出されていた本では書かれていたので、
これはいよいよ観念しなくては…と思いました。

そして、この日の3日後にお会いする部長先生との診察で踏ん切りがつきました。

ぶちょ先生がとにかく手術を急ぐ、助けてくれるという姿勢を強く示してくださったので、
(上のふにゃふにゃ内科医の姿勢とは大違いだった)
その意志に乗ろうと思いました。


そして、今や、
今の主治医の下でなら何度でも手術をしよう!と思えるようになったのですから
人間、何事も経験ですね。