本日も快腸でした(≧▽≦)(≧▽≦)

今週の初め、マグラックス(便を柔らかくする薬)が効かない感じになって(もう!?)
外仕事前には…と思って、焦って便秘薬を使うほどだったので
驚きの展開です。


さて、「大腸がん  告知」さんへクローバー

がん患者の多くがそうであるように、
私のがん告知も非常にあっさりとしたものでした。

ドラマのように家族だけ呼ばれてこっそりと…なんていうことはありません。

以下、時系列で
誰からどんなふうに言われたか(仄めかされたか)を書いておきます。

(すべて2013年10月終わりから11月初めの出来事です。)

1最初の大腸内視鏡検査時(カメラ入れて間もなく)
検査の先生から『お身内で大腸の病気の人はいますか?』

例の辱めの格好のまま、私が「祖母が大腸がんでした」と答えると、
検査の先生は「ああ…」みたいな(苦笑)

そして、「悪いもののようです。」と。


2内視鏡検査終了後、いつも診ていただいていた内科の先生をとっつかまえ、そこでの診察。

先生からどんなふうに大腸がんだと言われたかは、もう覚えてないのだけど、
先生の重々しい雰囲気から、ああ、相当なんだな…と悟りました。

と同時に、変な役回りさせてしまってごめんなさいと申し訳なく思っていました。

そして、告知そのものよりも、今後の展開などについて詳しくお話ししていただいたことを
よく覚えています。
特に、今後、この病院で手術をするということ前提で話が進んでいくと思うけど
できたら、化学療法ができる総合病院に行った方がいい、ということを
コソーリ教えていただいたことが強く心に残っています。

先生が非常勤のお立場だったからというのもあるだろうけど、
そうでなくても、そう言ってくれたような気がします。


3その1週間後、この①病院の常勤内科医の先生の診察。
この時点でまだ病理の検査の結果が出ていなくて、
それでも、私に手術を急いだ方がいいと急かしたので、
「がんである可能性は高いんですか?」と単刀直入に聞いたら
「うん、まあ…。」と歯切れが悪く、この先生ダメだと思った。
そして、ひたすら外科の先生の話を聞いてくれと言うのみで、ますます募る不信感。


4そんなわけで、上と同日に外科医の先生の診察。
ほぼ大腸がんであると思うという前提で、いろいろ丁寧にお話ししてくださいました。

外科医の方が総合的にお話が上手にできるって何なんだろう?と
さっきの内科医ダメだなーとまた思いました(笑)

こちらの先生は本当にいい先生だったので
術後化学療法が必要になるにしても
他の病院で手術できなそうだったら、まずはこの先生にお任せしようと
この日と翌日の家族会議で決定。



でも、総合病院での手術を家族が強く希望したことから
上の3日後、
5現在お世話になっている病院の外科部長の先生の診察を受けました。
2013年10月29日のいきさつは、コチラに詳しいです。


で、そこで、部長先生、ガツンと
『いずれにせよ、大腸がんであることは間違いないから、手術の手配をします。』


その人の性格にもよると思うけど、
私はこの部長先生のストレートな物言いの方を好ましく思い、
かつ、信頼できる、お任せしようと思いました。

病院①の内科医は私に気を遣っているというよりは、単に経験不足で
奥歯に物の挟まったような言い方になってしまったのではないかと
部長先生の堂々っぷりを見て思いました。
まあ、しょうがない。


6さらに、その3日後、現主治医の初診察。

病院①とご自身の意外な接点(?)をお話しして、私の気持ちをやわらげてくださった上で、

『がんと聞いて、ガーンってなったと思うけど』


ダ、ダジャレ???





先生、まだ初対面だし、一応わたし、がん初心者だし、む、ムリ!!!笑


まあ、でも、気を遣ってダジャレ言ってくれてるのは分かったので
怒りはしませんでした。


それより、この後2時間近く説明が続いて、
この日、歌舞伎巡業初日で、もうずっと時計をチラチラチェックしながら、
(先生、先生、右近くんの舞台が…
ああ、自分の一大事にそんな心配しているわたしって何なのかしら、いかんいかん、)
と激しく自分を諌めて
1時間遅れで会場に到着しました。


いやー、いい先生だなー(笑)


このように、がん告知はすごくあっさりしているのと同時に
私の場合、
何段階かを追って、グラデーションで色が濃くなっていくことで
がんと認識するみたいなものでもあったので、
『がんと聞いて、ガーン』とはなりませんでした(笑)


むしろ、病気が確定してしまってからの方が
事が速く進んでいって、不安に思ったりしている暇はなかったです。
病院の選定と検査地獄と仕事関係者にどう言おう?とか、
現実的な対応に追われまくっていました。


皆さん、告知は驚くほどあっさりしてるって言いますよね。


ただ、私は①病院で最も信頼する先生に告げてもらえたことが
その後の心の支えになっていたと思います、とても大きな。

特に、ご自分の立場をおいてアドバイスしてくださったことが
とてもありがたかったし、
とても力になりました。


やはり、誰から伝えられるかというのは大きい気がします。
ただ、まあ、多くの場合突然なので、選んでる余裕はないですけど。


あと、現主治医から
「がんと聞いてガーンとなったと思うけど」って言っていただけたことも
うれしかったです(棒読み。笑)



おやすみなさいさくらんぼ


言い逃げ