またまたご無沙汰しておりました。

前エントリで書いたとおり、6月頃から感じ始めたわずかな体調不良。

その後、忘れた頃にぽつんぽつんと検査を受けていくうちに、
ついに私の腹痛の大ボスが現れました!!

そして、来週、緊急手術を受けてまいります。

先週の今日(10/29火)
運命の(?)外科部長との出会いがあり、その病院で私の手術を無理して受けてくださることになり、
その日から今日まで検査詰めの日々。

今日は2度目の大腸内視鏡検査を受け、あとは明日の胃カメラと肺機能検査を残すのみ。

何しろ、大腸の検査は前処置に手間と体力が要り、それらを終えた今の私には
え、胃カメラ? 食べなきゃいいんでしょ、みたいな楽勝検査です。


初めての入院、初めての手術。

不安がないこともないけれども、
私の病気にかかわって共に乗り越えていこうと思ってくれた人たちのためにも
がんばってまいります!!

「まずは自分のことを」としばしば言われるのだけれど、
自分のためにがんばれるほど、私は強くない。

病気になってみて、つくづくそれが分かりました。
自分で自分を大事にできなかったこと。

自分を大事にできたり、自分を優先できたりする人は、責任感があって強い人。


  ☆


病気的に、むしろ術後からが本当の闘病になるんだと思います。

いわゆる闘病記を記していくとしたら、その時点からかなと思っているのですが
現時点で、私が声を大にして言いたいことを書いておきます。


大腸内視鏡検査は早く受けて早すぎるなんていうことはないです。

下痢が続くなと思った人は、便潜血検査をすっ飛ばして内視鏡検査を受けてください。

また、父母とその兄弟姉妹、祖父母とその兄弟姉妹と、わりと範囲を広めにとって
大腸がんの人がいたら、体調、年齢にかかわらず、まずは早めに内視鏡検査を受けてみてください。
ポリープのうちに処理できたら、ずいぶん話が変わりますからね。


あと、私は全くの自覚症状なし(時々の下痢と時々の腹痛を除いて)だったのだけれど
血便や下血、便潜血陽性を放置している人もわりといるようなので
必要以上にこわがらずに、さっさと診てもらっちゃいましょう。
放っておくことの方がよっぽどこわい。


あと、ぐぐったりすると、大腸がんの特徴として

・便秘
・便秘と下痢を繰り返す
・便が細くなる
・血便

などがよく挙げられますが、この症状が出ているときにはかなり進んでいる状態ともいえるでしょう。
私は内視鏡検査直前まで、立派な便が出ていました(下痢するときもあったけど)。

また、便潜血陰性でも大腸がんであることもあるようなので
とにかく、自分の目で大腸を見るまでは、安直に安心してしまうのはやめた方がよさそうです。


お前が言うなという話なんですが、だからこそ、経験者として。


   ☆☆


大腸カメラで自分の病変を目の当たりにして、
素人目にも、あちゃー、やばいな、こりゃ、と分かるほどに
私の大腸の一部分はおかしくなっていました。
早期と呼べる時期はとうに過ぎている感じです。


その検査の日から、その後の治療方針について内科医と話し合うことになっていた、
ごく数日のあいだに
「熱海殺人事件」ハズレチケットの払戻手続をすることができました。
(初めてのことで、用紙をなくしたりしてかなり遅れてしまった。)


8000円戻ってきた。


錦織さんからの8000円。     違うけど。


病気を一人で抱え込んでた、その数日間が一番ぼんやりとしていた時期で
(ショックとかいうより、この先どうなるの…?というぼんやり感が大きかった)
目の前にある8000円だけが確かなものの気がして、その8000円を先につなげたくて
10月、11月と仕事で頻繁に向かう先の定期券を買った。


10月25日から11月24日まで。

何があっても、とりあえず、そこまでは今までどおりの生活をしているんだって意志を込めて。


が、しかし…。
私の腸の状態はそんな悠長なことを言っている場合ではないということが程なくして分かり、
現在に至るわけですが。。


早ければ20日頃には退院できるかもと思うと、
この定期の払戻しはしなくてもいいか、とか思ってしまうのだけど、
来月の12日には、また少年隊FCの更新をすることを決めたので、
払い戻して、その足しにしよう(笑)


病気分かったときは、FCの更新もまずありえないと思ってたなー。


人って強い。思ってたよりずっと強い。
それは周りの人たちの優しさをもらっているから。


全く悲観的にならずに、強く受け止めてくれた家族やお友だち、
数多くの患者の一人としてではなく、一人の人間として向き合ってくださった先生方、
そして、復帰を待っていてくれるお仕事関係の皆さん、
そして、このブログを縁あって読んでくださった皆さま方、
皆さんの思いを味方にして、手術に臨んでまいります。

ふー。


入院中は、積ん読状態だった本と歌舞伎のDVDを見る予定です(笑)
滝沢革命DVDも持っていこうかな。


では、また元気でお会いしましょう! 大腸カメラやれよ!(カトちゃん風)