ベトナムは諸外国よりも一早く「公共交通機関の運行停止」、「生活品販売店以外は営業停止」、「国境封鎖」をスピード感を持って厳しく徹底して行ったおかげで、
4月にはコロナウイルスの封じ込めに成功しました。
やはり戦争に勝った国の力(国のトップの力)はさすがですねグッ

その後7月に発生した第2波も国の危機意識の高さとスピード感のある判断で封じ込めに再び成功し、9月には経済活動が元の通りになりました。凄いピンクハート

これらをベトナム現地で見られた経験は何ものにも代え難い経験をしたと思っています。

 

一方、ベトナム国内経済は低成長となっています。

特に観光業、飲食業は大打撃で職を失う人が増加しています。

新型コロナの封じ込めには大成功したベトナムですが、経済活動の制限によるダメージがめちゃくちゃ大きく、第2四半期(4~6月)GDP0.36%。
特に観光業、サービス業がマイナス1.76%の打撃。
第3四半期(7~9月)は全体で2.62%と反発したものの、コロナ禍前の7%を超える成長率には遠く及ばない水準となりました。

ただ、輸出については、米国向けが前年同期(1~9月)比22.9%増加したようで、これは驚きました。
これは、米中貿易摩擦によって、中国からベトナムへの生産シフトが起きているようです。
jetroによると実際、中国からの輸入とベトナムからの輸入を比較すると、幾つかの主要品目で中国からの輸入が減少し、ベトナムからの輸入が増加ようです。
大統領が変わっても今後もこの流れは続くと思われますね。

そして、身近な問題としては、日系企業の新規進出・投資が激減している事です。
jetroの報告によると1月~9月の国内の投資額は前年同期比4.8%増となったものの、コロナ禍前の2桁増からは増加率が半減したようです。出典: https://www.jetro.go.jp/biz/areareports/2020/c85787e731e86c2e.html

さらに、ベトナムの国家部門投資(公共投資)が13.4%増と、2019年通年の2.6%増から大きく伸びたようですが、民間部門の投資は前年比2.8%増にとどまり、外資系部門に至っては前年比2.5%減に沈んだとのことです。統計総局によると、外資系企業による投資の先行指標となる外国直接投資の新規認可(1月~9月)は、件数ベースで29.4%減の1974件。
金額ベースでは大型案件〔シンガポールからの液化天然ガス(LNG)火力発電所の投資〕を除くと、なんと41.7%減となるようです。


この数字は、近年では激減ですガーン
実際、現地でもローカル市場は経済が動いていますが、外資企業の動きが全然見られません。明らかに危険水域です。

恐らく、外資企業をターゲットにしているビジネスモデルは、続ける事が出来なくなると思います。

私の知っている会社も既に撤退しているところもありますし、今後も出てくるようです。

私の会社(メイン)では、これまでの営業方針を変える流れが社内で起っちゃっています(笑)

そう、今まで日系企業への販売をメインに考えていたところを、急遽ローカル市場へターゲットを変えて、販売する価格帯を高額モデルに変えようとしています。

さて、どうなることやら、、、、明日へ続く(来週になるかも)