今年は湊かなえ、たくさん読んだなぁ。満腹。
人に勧められた「ザリガニの鳴くところ」の読後感良かった。
「テスカトリポカ」このタイトルまともに言えたことなくて、話もまともな世界じゃなかった。書評の絶賛ぶりに釣られたけど私には少々ドラマっぽくて〔読み終わるのがもったいない!〕本ではなかった。
そして今年最後になる本。
「ネバーランドダイナー:都築響一」
前書きから引用すると、総勢100人/組の方々がもう行けない店の思い出を語った一冊だ。
美味しかった、素敵だったなどとツマラナイ思い出ではなく、そこは都築響一編だけあって、お・も・し・ろ・い。
二度と行けない店って深い話に繋がるのだなーとしみじみ思う。
638頁の重厚な一皿、しかし一人の思い出はせいぜい5~6頁。
気が赴くままペラペラ読書が好みな私にはピッタリだ。
現在、56人目の思い出が終わった。ということは新年読み初めもコレ、ですね。
私の「二度と行けない店」はどこだろう。
年始はそんなことをぼーっと考えて過ごせたらいいな。
良いお年を。