JALファーストクラス搭乗記。
先日、搭乗レポを書きました。
今回は機内食レポ。
和食は神楽坂石かわ&虎珀のご主人同士のコラボという、夢の競演。
洋食はカンテサンス。
・・・・みなさんだったらどちらにしますか?
正直、味がダイナミックなほうが機内食としては適しているのかなと思っています。
味にメリハリのあるほうが空の上でもおいしいと感じるというような。
でもこの和食、最強じゃないか。。。
CAが「本日はお客様もほとんどいらっしゃらないので両方お召し上がりいただけますよ。」
とおっしゃるんです!
でも胃袋のサイズってだからって変わらないでしょう。
なので、迷いに迷って、和食のみいただくことにしました。
まずはオーストラリアのジャイアントステップス。
シャルドネワインです。(セクストンヴィンヤード2018)
サロンをいただいた後なので、味が一気にカジュアルになったような気がしました。
メインをいただく前にちょうどいいかなという軽やかさ。
先付け5種。
〈虎 白〉鮎。万願寺唐辛子、生姜酢
〈石かわ帆立あられ揚げ、銀餡
〈石かわ〉穴子 酢飯 青柚子
〈虎 白〉和牛雲丹 じゅん菜 香味ゼリー
〈虎 白〉太刀魚 いんげん トリュフソース
料理によって石川と虎珀で分かれているという、お店ではまずありえない夢のコラボです。
洋食と違って和食の地味さが映えには弱いのですが、
実際口にしたときに感動は素晴らしくて、え!こんな味付けなの!!
という和食の概念を越える味です。
うん、この文章じゃ伝わってないのはわかってる。
すべて同じ小鉢なのは、統一感はありますけど定食っぽい感じはするなと思いました。(コラコラ)
それから、これはCAの技量だと思いますが、加熱の具合がちょうどいいんです。
これまたちょうどいい温度具合に仕上げてくれるので、目の前で調理してくれたのかなという
鮮度を感じることができます。
エコノミークラスだと、前方席だったらアツアツすぎる、後方だとぬるい、のようなどっちつかず
のところがありますけれど、さすが丁寧に仕上げてくるなと思いました。
次はスペインのペニンシュラヴィノアトランティコ
こちらはオンダラピーゼラティーアという聞いたこともないバスク地方のみの品種という
珍しいワインでした。
なかなか購入は難しいようですが、もし買うとしたら16ドル程度らしいです。
確かに、高級感はなくカジュアルなので、いただいている食事とのバランスがちょっと悪いかな
というのはなんとなく感じました。
こちらは石かわの作品
冬瓜ともずくです。
すごいなぁ。。。と思いました。
冬瓜の食感が機内食を越えていてお店でいただいているかのよう。
そしてゆずの香りが心地よくて、感動しましたね。。。
〈石かわ〉蒸し鮑 伊勢海老 鮑出汁の餡
〈虎 白〉キャビア 金目鯛、胡瓜 長葱山椒醤油
イセエビだのキャビアだの。。。
豪華です。
名前負けせず、よい食材だなーと思いました。
キャビアと金目鯛を和テイストにアレンジしています。
帰りのフライトでがっつり1瓶キャビアがでてきたんですが、ちょっと濃すぎて食べられなかったんですね。
こんな感じでアレンジされているのはよかったなぁーと思います。
メインにたどり着きました。
こちらはすべて石かわのお料理です。
〈石かわ〉毛蟹 賀茂茄子 生姜餡
〈石かわ〉新蓮根と大葉のご飯
〈石かわ〉生海苔 葱の味噌椀
〈石かわ〉胡瓜とみょうが浅漬け白ずいき 昆布の香の物
もうご飯は食べられない、いっぱい。
と思いながら、おいしくってついつい食べてしまったのがくやしい。
みため、たいしたことないですよねw
とっても美味しいんです。
家の大葉のごはんと違うんです。
機内食でどうやってこれが再現できたんだろう。
デザート。
〈石かわ〉黒みつ羊羹
〈虎 白〉マンゴーソルベ ココナッツ餅 ラム酒のゼリー
デザートも到底ムリです、と思ったのですが
ちょっと召し上がってみてください、残してもいいので、というからいただいたんですが、
おいしくて全部食べてしまいました。
あー、もう感動した。
すごい。
そして到着前にも何かいただこうかと思い、ふみこの洋食にしました。
ふみこはエコノミークラスでも監修しているんですが、プロデュースなので自分でレストランを
持ってないんですよね。
ブランド力のあるシェフの食事が食べたかったというのも正直なところ。
しかしおいしくいただきました。
・半熟卵とスモーク生ハム オランデーズソース
・舞茸のロースト
・レンズ豆とえのき茸のラグー モロッカンスパイス風味
・ほうれん草*とカッテージチーズの温サラダ
・メゾンカイザーのブレッド
半熟卵ってできるんですね。。。
卵にナイフをいれたら、すーっと赤身の強い半熟卵が。
エッグベネディクトのイングリッシュマフィンなしのような感じでいただくことができました。
イチゴジャム、というかコンフィチュールでしょうか。
フルーツがスクエア状にカットされていました。
飛行機を降りる前に、ジャンポールエヴァンのJALオリジナルマカロンをいただきました。
さすがファーストクラス、しかも和食の機内食がいただけるのは限られていますから
さすがJAL、おいしかったと思います。
ワインのラインナップが、美味しいのはもちろんですが価格の上下があったなと思いました。
バスクにしかない珍しい品種のワインがいただけたのはいい機会でしたが
すべてのワインの価格帯が同じ程度だったらよかったなと。
(フランス産を選べば赤白シャンパンともに間違いない)
それと、ビジネスクラス搭載ワインは自分で買えるくらいのものが揃っていますが
ファーストクラスとなるとやっぱり違いますね。
で、次回は楠田さん(KUSUDA)のワインをぜひいただきたいですぜひ。